中国語学習に役立つアプリを作成し、公開しましたのでお知らせします。もともと、自身の中国語学習とウェブサイト運営の両方に活用していたプログラムですが、中国語を勉強している方が誰でも使えるようなアプリにすれば役に立てるのではないかと思って作成しました。
目標だった本日3月31日公開になんとか間に合わせることができました(4月1日に公開するのはエイプリルフールなのでなんか嫌だった(笑))。自身でもこれから使い続けるアプリなので、今後も機能改善などし続けていくつもりです。
それでは、今回公開した「ピンイン注音変換アプリ」の特徴などを紹介していきます。
目次
漢字をピンイン・注音に変換できるアプリです
「ピンイン注音変換アプリ」の機能はシンプルで、漢字をピンインと注音符号に変換できます。(簡体字・繁体字の両対応)
大学の第二言語などで中国語を学習したことがある方はご存知かと思いますが、中国語の発音はピンインというアルファベットで表されます。
台湾でも中国語がメインで使われていますが、台湾の人々は「注音符号(ボポモフォ)」という記号を習ってきているため、台湾では中国語の発音を注音で表します。
とはいえ、ピンインと注音はほぼ一対一に対応しているため、ピンインを勉強したことがある台湾に興味がある方は注音も覚えていきたいという方も多いでしょう。今回作成した変換ツールは、そんな方に役立つかもしれません。
もちろん、ピンイン・注音のどちらか一つだけを勉強している方にも役立ちます。
ピンイン・注音をカタカナにも変換します
「ピンイン注音変換アプリ」は、漢字をピンイン・注音に変換できるアプリですが、同時にカタカナにも変換して表示されるようにしました。
ピンイン・注音だけを見て発音を完璧に理解できるようになるのが最も望ましいことですが、完璧に覚えるまでにはかなり時間がかかるでしょう。そんな時にカタカナがあれば、忘れた発音を思い出す助けになることもあります。
ただ、カタカナの発音はあくまで参考程度にしておくことをおすすめします。本来の中国語発音とは大きく異なるため、カタカナを日本語の発音でそのまま読んでも通じないことが多いと思います。
※ちなみに、台湾の中国語と中国の中国語の発音の間にも、微妙な違いがあります。当アプリのカタカナ表記は、台湾の発音にやや近くなっています。
ピンインを調べることは、中国語学習にはほぼ必須の作業です
中国語学習では、地道に漢字のピンインを調べて、発音を覚えていくことが何より大事です。この面倒な作業をコツコツ続けることで、少しずつ中国語を覚えていくように感じています。
未知の漢字はもちろん、日本でよく使われている漢字も中国語では発音が全く違うので、一つ一つ調べていくことが大切です。また、覚えたつもりになっていた漢字でも、声調だけを間違えて覚えていたということも多いです。完璧に覚えている自信がない漢字は、面倒がらずに再度ピンインを調べることで、正しい声調で覚えなおすことができます。
私は最近、台湾で住んでいる部屋の周りを毎日散歩しているのですが、その時に漢字を見かけるたび、このアプリで調べるようになりました。同じルートの散歩でも、歩くたびに新しい漢字を発見したり、調べたことがある漢字も復習できて記憶を強化できているので、今まで以上に散歩が好きになりました。
こんな風に、人によって色々な活用法があると思います。是非、台湾旅行の際にも活用してみてください。
スマホ等でネイティブアプリのように使えます
「ピンイン注音変換アプリ」は、PWAという最新技術を使ってアプリ化しているため、スマートフォンアプリのストアを介さずにダウンロードし、ホーム画面に置いて使うことができます。
PWA対応ブラウザ(最新のChromeなど)をお使いの方は、ほぼネイティブアプリと同じような感覚で使えます。iPhone等の場合は、今春リリースされるiOS11.3以降でPWAに対応しますので、もうすぐ使えるようになります。
PWAに対応していないブラウザをお使いの方でも、ホーム画面に置けばウェブアプリとして普通に利用できます。
ホーム画面に追加する方法
スマートフォン等でホーム画面に置いてアプリを利用できるようにする方法を説明します。(今回はAndroidの画面で説明しますが、iPhoneでも同様にホーム画面に簡単に追加できます)
まず、ピンイン注音変換アプリのWebページへ行くと、以下のような画面が見れます。
ここで、右上の丸が縦に三つある所を押すと、以下のようなメニューが出てきます。
この中の、「ホーム画面に追加」を押して数秒待つと、追加ボタンが出てきます。
あとはこの追加ボタンを押すだけで、ホーム画面に追加されて、アプリとして使えるようになります!
上述のように、PWAに対応した最新ブラウザをお使いの方はこれだけで自動的にPWAアプリとして使えます。
古いブラウザやiPhoneをお使いの方も普通にウェブアプリとして使えます。以下はiPhoneで撮ったスクリーンショットです。


このように、どのようなデバイスをお使いの方でも、快適に使えるようになっています。是非、使ってみてください!