ROUND TAIWAN

【レビュー】ZenFone 3を台湾で購入してみた。ZenFoneシリーズの性能も全て比較

※ASUS JAPANが2016年9月28日に行った新製品発表会「Zenvolution」にて、日本版ZenFone3の発表も行われました。日本で発売される機種や価格もこの記事に追記しましたのでご確認ください。

ついに新しいスマートフォン「ZenFone3」を購入しました。台湾で2016年7月12日に発売開始されたZenFoneシリーズ最新機種です。

前回の記事で、長年使っていたスマートフォンのバッテリーの持ちが悪くなってきたので、ASUSのモバイルバッテリー・ZenPowerを購入してしのぐことにしたと書きました。しかし、あれからさらにバッテリーの持ちは悪くなり、もう限界まで来てしまったので新しいスマホを購入することにしたのです。

ZenPowerを購入して台湾メーカー、ASUSの製品が気に入ったのでスマートフォンもASUSのZenFoneを買うことにしました。

それでは、詳しく紹介していきます。

現在までに発売されたZenFoneシリーズについて

まずは現在までに発売されたZenFoneシリーズについて紹介しておきます。

かなり価格が抑えられているものも多いので、最新のZenFone3ではなく一世代前でも良いからとにかく節約したいという方は参考にしてください。(正直この後紹介する台湾版ZenFone 3はかなりコストパフォーマンスが良いのでちょっと頑張って購入する方がおすすめですが)

それでは、各機種の特徴を簡単に説明します。

ZenFone 5(A500KL)‏

ZenFone「5」ですが、日本で一番最初に発売された機種です。安くてそこそこ良い性能だったので人気が出ました。

【国内正規品】ASUSTek ZenFone5 ( SIMフリー / Android4.4.2 / 5型ワイド / microSIM / 16GB / LTE / ホワイト ) A500KL-WH16

ZenFone 2 (ZE551ML)‏‏

ZenFone 5の後継機で、性能が一回り良くなっています。

【国内正規品】ASUSTek ZenFone2 ( SIMフリー / Android5.0 / 5.5型ワイド / デュアルmicroSIM / LTE ) (ブラック, 2GB/32GB) ZE551ML-BK32

ZenFone 2 Laser(ZE500KL)‏

高速でオートフォーカスできる「レーザーオートフォーカス」を導入しているのが特徴。1,300万画素。ただしその他の性能は前世代のZenFone 5と同じぐらい。できる限り安く、カメラの性能が良いスマホを買いたい人にはおすすめ。

エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone 2 Laser(Qualcomm Snapdragon 410/メモリ 2GB)16GB ホワイト ZE500KL-WH16

ZenFone Zoom(ZX551ML)

デジカメと同じ光学ズームを搭載しているため遠くのものも綺麗に撮影できます。1,300万画素。カメラ性能に優れ、さらにその他の性能もZenFone 2と同等なため、価格は少々高めです。

エイスース SIMフリースマートフォンZenFone Zoom 64GBモデルプレミアムレザーホワイト(本革仕様) ZX551ML-WH64S4

ZenFone Selfie(ZD551KL)‏

自撮り(セルフィー)することが多い人向けのスマホ。前面カメラが後面と同様に1,300万画素なのが特徴(他の機種の前面カメラは500万画素)。自撮りでも綺麗に撮影できます。

エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone Selfieアクアブルー ZD551KL-BL16

ZenFone Max(ZC550KL)

大容量5,000mAhのバッテリーを搭載しているのが特徴(他の機種は3,000mAhが多い)。バッテリー以外の性能はZenFone 5並みに抑えられているので、価格はそれほど高くありません。

【国内正規品】ASUSTek ZenFone Max (SIMフリー/Android5.0.2 /5.5inch /デュアルmicroSIM /LTE /5,000mAh)(2GB/16GB) (ブラック) ZC550KL-BK16

ZenFone Go(ZB551KL)‏

ZenFone 5の流れを継ぐ入門機。ZenFone 2ほどの性能はいらないのでお手頃な価格で購入したいという方におすすめ。

エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone Go ブラック ZB551KL-BK16

ZenFone 3シリーズについて

それでは、いよいよZenFone 3について紹介します。

現在海外で発売されているZenFone 3シリーズは大きく分けて5種類あります。

製品名 ZenFone 3 ZenFone 3 ZenFone 3 Deluxe ZenFone 3 Deluxe ZenFone 3 Ultra
型番 ZE520KL ZE552KL ZS550KL ZS570KL ZU680KL
ディスプレイ 5.2インチ 5.5インチ 5.5インチ 5.7インチ 6.8インチ
CPU Snapdragon625 Snapdragon625 Snapdragon625 Snapdragon 820 /
Snapdragon 821
Snapdragon 652
後面カメラ
画素数
1,600万画素 1,600万画素 1,600万画素 2,300万画素 2,300万画素
前面カメラ
画素数
800万画素 800万画素 800万画素 800万画素 800万画素
RAM(メモリ) 3GB 4GB 4GB 4GB / 6GB 4GB
ROM(ストレージ) 32GB 64GB 64GB 32GB / 64GB / 256GB 64GB
価格 NT$7,990 NT$9,990 NT$15,990 /
NT$17,990 /
NT$24,990
NT$17,990

※日本で発売されるZenFone3は以下の3機種です。

製品名 型番 定価 発売日 備考
ZenFone 3 ZE520KL 39,800円 10月7日発売
ZenFone 3 Deluxe ZS550KL 55,800円 10月下旬発売
ZenFone 3 Deluxe ZS570KL 89,800円 10月下旬発売 RAM6GB,ROM256GB

ZenFone 3(ZE520KL)

ZenFone 3(ZE520KL)は、7,990台湾ドルとシリーズ中で最もお手頃価格になっています。しかしZenFone 2から大きく進化していて性能が良いため、かなりコストパフォーマンスが高い機種です。私が今回購入した機種なので、この後で使用した感想などを書いていきます。

SIMフリー ASUS ZenFone 3 ZE520KL 3GB 32GB ブラック-Black 4G LTE (5.2inch/Full HD/Android 6.0/Qualcomm Snapdragon 625/2.0Ghz)ブラック 海外正規品 [並行輸入品]

ZenFone 3(ZE552KL)

ZenFone 3(ZE552KL)は、9,990台湾ドルと上のZE520KLより少し高くなっていますが、これはRAMが3GB→4GB、ROMが32GB→64GBとパワーアップしているためなので値段の価値があります。また、ディスプレイサイズも5.2→5.5インチと少し大きくなっています。こちらもコストパフォーマンスが高い機種なのでおすすめできます。

SIMフリー ASUS ZenFone 3 ZE552KL 4GB 64GB ブラック-Black 4G LTE (5.5inch/Full HD/Android 6.0/Qualcomm Snapdragon 625/2.0Ghz)ブラック 海外正規品 [並行輸入品]

ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)

インドネシアで発表された機種で、日本でも発売されることになりました。
性能は上のZE552KLとほぼ同じです。

ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)

ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)は、ZenFone 3のフラグシップ機なのでかなり高性能です。ただその分価格も高くなっています。コストパフォーマンスという意味では上で紹介したZenFone 3の方が優れているのではないかと思います。

ASUS Zenfone3 Deluxe ZS570KL 本体 5.7インチ SIMフリー [並行輸入品]

ZenFone 3 Ultra(ZU680KL)

ZenFone 3 Ultra(ZU680KL)もかなりの高性能ですが、その分価格は高いです。ディスプレイは6.8インチなのでいわゆるファブレット(タブレットとスマートフォンの中間ぐらいの大きさ)になります。

ASUS エイスース ZenFone 3 Ultra シルバー ZU680KL (SIMフリー 4GB 64GB) [並行輸入品]

ZenFone 3を台湾で購入した流れ

asus-zenfone3

ZenFoneの主なスペックを紹介したところで、今回購入したZenFone 3について書いていきたいと思います。

ZenFone 3は日本版を購入する方も多いと思いますが、台湾に行って購入する方もある程度いると思います。台湾で購入する方にも参考になるように、今回現地で購入した流れも書いていきます。

まず、今回は台湾の中でもできる限り安いお店を探すことにしました。そこで役に立ったサイトが手機王です。該当のスマートフォンが買えるお店を、価格が安い順番に並べてくれているので、台湾版の価格ドットコムとも言える便利なサイトです。

今回私が購入したのはZenFone 3の中でも最も安い普及機と呼ばれているZE520KLです。手機王のASUSスマートフォン一覧からこの型番を探します。すると、定価より300元程安いお店がいくつかありました。発売したばかりなので、まだあまり安くなっていないようでしたが、少しでも節約するために、この最安値のお店のうち、一番家から近いところに行くことにしました。

私はクレジットカードで購入しましたが、このお店ではクレジットカード決済は3%の手数料がかかったため定価とほぼ変わらなくなってしまいました。以前、知り合いに頼まれて他のお店でもZenFoneを購入したことがありますが、その時もクレカ決済は手数料がかかりました。できれば現金一括で購入した方がお得ですね。(お店によってはクレジットカード手数料がかからない場合もあります)

余談ですが今回購入したお店は家族経営のような感じがあり、皆フレンドリーでした。この中の一人のおばさんは、日本に住んだことがあるようで、当時を懐かしみながら日本語で色々話してくれました。購入後は、バイクで家まで送ってくれるというサービスも付いてきました(笑)台湾では普通に買い物するだけでも、たまにこういう暖かい出会いがあるのが良いですね。翌日は、Lineで「困ったことがあれば何でも相談してください」と丁寧にメッセージもくれましたよ。(事前にLineで在庫確認、クレジットカード決済できるか確認していたのでLineのIDは伝わっていたのです)

ZenFone 3を使用した感想(レビュー)

ZenFone3を購入後、家に帰ってから実際に使ってみた感想を報告します。

まず、以下のような黒い箱に入っていました。綺麗な箱です。
zenfone31

中にはイヤホンと充電器が入っていました。イヤホンは耳に付ける部分の替えが4つも入っていました。失くしたり汚れたりしたときに安心ですね。

おすすめスマホカバーと動画・音楽再生について

zenfone32

写真は本体にスマホカバー(手機殼)を付けた状態です。このカバーも高級感があっておすすめですよ。色もたくさん種類がありましたが私はブルー系を購入しました。ちょっとしたカードポケットも付いているので悠遊卡(Easy Card)などのICカードを入れられて便利でした。
zenfone33

さらに、以下のように立てることもできるのでYouTubeなどの動画も快適に見れます。パソコンの横にちょこっと立てて聞いたりしているのですが、私が持っているどの電子機器(パソコン・テレビ)より高音質・高画質でした。(以下は台湾No.1ロックバンド五月天の新曲動画)
zenfone-youtube

深夜は上述のイヤホンで聞いていますが、当然さらに高音質で気持ちよく音楽が聴けています。

※スマホカバーは別売りです。また、ディスプレイに貼るシールも別途購入しました。ZenFone 3のディスプレイの品質はかなり良く、もし割ってしまえば修理代が高く付くのでシールを貼っておくことをおすすめします。専用シールを貼っておけば落としても割れない可能性が高くなります。

【 shizuka-will- 】ASUS ZenFone3 ( ZE520KL / 5.2インチ ) 専用 手帳型 ケース カバー 2WAYワンタッチ着脱ストラップ付 カード収納あり ( 黒×茶 / フロントロゴ無 / 改善版Rev2.2 ) ゼンフォン 3 ze520kl ケース カバー zenfone 3 ze520kl ケース

(追記)Amazonで同じような商品が売っていました▲

本体の動作やカメラについて

zenfone3-camera

まず、本体の動作はとにかく驚くほどサクサクでした。値段を考えるとかなりパフォーマンスが良いですね。

何を基準にサクサクと言っているかといえば、私の今まで使っていたスマートフォンとの比較です。

個人的な話を少ししておくと、2年ほど前にiPhone 4SからSonyのXperia Z1に買い替えたんですよね。iPhoneも特に不満は無かったのですが、仕事でAndroidアプリを開発していたのでAndroidの実機が欲しかったのと、ちょうど台湾ブログを始める前だったので一番カメラの性能が良いと言われていたSonyのXperiaを買うことにしたのです。
このXperiaを買ったときはiPhoneよりも更にサクサクの動作に感動しましたし、カメラもiPhoneより明らかに綺麗に撮影できたので良い買い物をしたと思いました。当時、発売から半年以上経過していたので、価格も定価は10万近くするものが5万円ぐらいで買えたのです。

このサクサクでカメラも綺麗なXperiaより、今回購入したZenFone 3は明らかにサクサク動くし、カメラも綺麗なんですよね。しかも、今回購入したのは一番安い普及機なので日本円にして2万円代ですよ。2年前のXperiaは5万円で良い買い物をしたと思っていたのに、それより全てにおいて性能が良いZenFone 3が2万円代なのです。

このような個人的な基準があったため、今回のZenFone 3は本当にコストパフォーマンスの高い買い物ができたと思って満足したのです。

※価格は台湾で購入した場合です。日本版の定価は39,800円となりました。

指紋認証について

ZenFone 3から新たに付いた機能としては「指紋認証」もあります。

スマートフォンの裏側、後面カメラの下に指紋認証センサーが付いています。

設定の中にある「指紋」から指紋の登録ができます。
zenfone3-simon

画面の指示通り、指を動かして登録していきます。かなり入念に登録していく印象がありました。

そのおかげもあってか、裏側のセンサーに指を当てるとすぐに反応してくれます。かなり感度が高いので快適です。

ZenFone 3はスリープ状態からダブルタップでも起動できるのが便利なのですが、指を当てるだけでパスワード解除して起動できる指紋認証はさらに便利だと思いました。

デュアルSIM・デュアルスタンバイについて

ZenFone 3はデュアルSIM・デュアルスタンバイに対応しているということも大きな特徴です。

デュアルSIM・デュアルスタンバイとは、簡単に言えばSIMカードを2枚同時に入れることができ、2枚同時に利用できる機能のことです。

以下のように、確かに2枚分のスペースがありました▼
zenfone3-sim

SIM2にはSDカードを入れることもできるので、私はSDカードを入れることにしました▼
zenfone3-sim2

SIMスロットの開け方

ちなみに、ZenFone 3のSIMスロットは以下のような道具を使って開けることができるようになりました▼
zenfone3-sim3

もちろん本体を購入すれば、初期状態で付属しています。

使い方・開け方は、SIMスロットの近くにある小さな穴にこの道具を入れるだけです。ちょっと力を入れて押せばパカッと開きますよ。

ポケモンGOにも対応?

ZenFone 3はジャイロスコープ搭載しているのでARモードも利用可能と、ポケモンGOを快適に遊べる下地は整っています。

発売当初はポケモンGOがダウンロードできない状態でしたが、2016年8月15日よりGoogle Playストアからダウンロードしてインストールできるようになりました。

ZenFone 3はポケモンGOに対応したことを確認しましたのでご安心ください。

まとめ

ZenFoneシリーズとZenFone3について紹介したあと、購入したZenFone 3のZE520KLについて感想を書きました。一番安いこの機種が一番コストパフォーマンスが高いのではないかと思います。それぐらい、全てにおいて全く不満がなく動いてくれました。かなりおすすめです。

並行輸入品はAmazonで購入可能です▼

ASUS エイスース ZenFone 3 ブラック ZE520KL 3GB 32GB(SIMフリー ) [並行輸入品]

台湾へ行って購入する方は以下の記事を参考に準備してください。
台湾旅行の準備・入出国手続き・現地ですること

ABOUT THE AUTHOR

管理人環島
2010年、台湾ドラマ・音楽をきっかけに台湾好きになる。2013年に初訪台して以来、隔月で台湾へ通う。2014年は2ヶ月かけて台湾一周し、帰国後に台湾中国語と英語の資格取得。2015年、日本で個人事業開業。2016年はワーホリビザにて台湾南部の高雄に長期滞在。2017年からは台北在住。2018年に台湾女性と国際結婚。現在は日本や台湾、その他国々を行き来しながら暮らしています。
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