ROUND TAIWAN

【日本で本場の台湾料理を堪能!】台湾祭2018に行ってきました!

こんにちは。もちだもじです。

美味しい台湾料理は台湾旅行の醍醐味。
台湾へ行ったことのある日本人の感想として、これは間違いないものでしょう。

「いわゆる中華料理ではなく、本場で食べる台湾料理が日本でも食べたい」
台湾から日本に帰ってきて、そう思う方も多いはずです。
かく言う僕も、台湾料理の虜となった一人。しかし日本で暮らす我々にとって、本場の台湾料理を口にできる機会など滅多にありません。

「あー、日本で本場の台湾料理をお腹いっぱい食べられないかなあ」

そう思いながら、ふとSNSを開いた時のこと。

ん?

んんんんん?

ページを開いてみると、「東京タワーで美食の極・台湾を楽しもう!」との文字。
こ、これは!

ということで、本場の台湾料理を求めて、10月6日~8日に東京タワー屋外特設会場で開催された「台湾祭2018」へ行ってきました!

▼台湾祭2018
http://www.taiwanfesta.com/

いざ、東京タワーへ。

JR大門駅で電車を降りると、真っ直ぐに東京タワーの方向へ。
これだけはっきりと目的地が見えると迷うことはありませんね。
大通りには台湾祭の帰りなのか、タピオカミルクティーを手にした通行人も多く歩いていました。
期待が高まります!

難なく到着すると、東京タワーの敷地内へ。
台湾祭とは関係なく、東京タワーには大勢の観光客が遊びに来ていました。
展望台へのチケットを買うための列に沿って奥へ進むと、徐々に人の賑わいが見えてきます。

入り口にはこんな看板が。入場料は無料。
中からは売り子の方の元気な声も聞こえて、その名の通りお祭のような賑やかさ。
目前にして、期待が高まります。

ついに会場に足を踏み入れると、すぐ入り口には台湾ビールを売るテントが。
早速ビールで喉を潤したい欲求を押さえながら、まずは会場全体を把握するためにスペースの中央へ。
会場はそれほど広くありませんでしたが、会場の両側にびっしりとテントが並び、店舗の数は予想以上です。

会場全体を把握したところで、入り口に戻って念願の台湾ビールを注文しました。
懐かしの小さな緑の瓶に、「金牌」の文字。台湾で最もメジャーなビールの銘柄です。
一本600円というのは台湾価格では超高額ではありますが、ここは日本。
この値段も妥当と思うことにしましょう。

最初の食事は、台湾の夜市でも有名な鶏排。屋台の代表格です。
鳥の胸肉を丸ごと一枚揚げたもので、通常サイズは人の手のひら以上の大きさがあります。
屋台トラックの中で店員さんが豪快に振りかけるスパイスの匂いに誘われて、大きな一枚にかぶりつきたいところでしたが、これだけでお腹がいっぱいになってしまってはつまらないので、ハーフサイズで我慢を……。

空いているベンチを見つけて、まずはビールを喉に通します。
当たり前ですが、台湾で飲んだのと同じ爽快な喉越し。やはり冷えた台湾ビールは無限に飲めるとも思える最高の飲みやすさです。
(揚げたての鶏排は、熱すぎて手に持って撮影することができませんでした 笑
大きさが伝わりにくいですがご容赦を……)

鶏排の衣も、スパイスも、台湾の屋台で食べるのと見事に同じ味でした。
唯一違うとすれば、台湾の鶏排は骨も多くやや食べにくいのですが、この鶏排は骨が全くなかったので、鶏排を味わうことに集中することができました。

唯一座れるようになっているベンチはこんな雰囲気です。
多くの来場者が肩を寄せ合って思い思いに台湾料理を頬張っています。
日本人や台湾人以外の外国の方も多く来場していました。

改めて会場内を見渡すと、本当に色々な料理を販売していることが分かります。

特に人気なのは、タピオカミルクティーと胡椒餅でしょうか。
女性を中心に長蛇の列ができています。

次に注文したのは、台湾料理の代表格・小籠包と、濃厚な大腸麺線。
小籠包はいい意味で想像通りの味でした 笑
鼎泰豊と同じ、とは言わないものの、しっかり肉汁が入っていて、食べた瞬間に美味しさが口の中に広がります。
予想を裏切らない安定の美味しさでした。

麺線はホルモンの入ったスープ入りの素麺のような食べ物です。
正直なところ、台湾では汚めな屋台で売っていることも多く、あまり食べたことがなかったのですが、こちらも美味しくいただきました。
(どこか懐かしい、台湾でよく見かける紙の容器です 笑)

最後に台南の麺料理・擔仔麵(ダンツーメン)。
席が埋まっており写真を撮る暇がなかったのですが、エビの入った塩味の効いたスープに麺が入った、台湾風の塩ラーメンとも言えましょうか。日本人の口にも合う、台南が本場の代表的な食べ物です。
テントには「ダンツーメン」と表記されていましたが、擔仔麵は「ダンザイメン」とも発音できるので、店員同士の中国語ではそちらで通じているようでした。

今回、僕は二人で参加したのですが、これだけ食べれば二人でも相当お腹がいっぱいになりました。
日も暮れてくると、周囲はさながら台湾現地の夜市のような活気に包まれ、ベンチのあるエリアでは台湾ビールの瓶を十本以上も並べて、夜風に吹かれながら宴会をしている方もいました。

お酒は台湾ビール以外にもライチビールを売っているテントもあり、何種類か並べて飲み比べている方も、特に女性や年配の方に多くいらっしゃいました。

台湾イベントを日本で行う意義

僕個人の感想として、今回のイベントは全体的に非常に完成度の高いものだったと思います。

日本各地には台湾料理屋が多くありますが、そのうち少なくない数が実質的には「中華料理屋」であり、提供しているメニューは北京で食べられるそれであったり、店員も中国本土の出身であったりします。
要は「台湾」の名を借りた「それらしい何か」を売っているにすぎないということがよくあるのです。

それに対し今回の台湾祭に関して言えば、提供しているメニューも台湾の現地の郷土料理であり、女子高生が行列を作る店のタピオカミルクティーのような、日本人好みに味を変えられたものではない、本物の台湾料理を楽しむことができました。
(強いて挙げれば、ご飯に角煮をそのまま乗せた魯肉飯だけは、やや日本らしさを感じずにはいられませんでしたが……)

余談ですが、日本で行われる台湾関連のイベントは、やたらと「日台友好」や「震災の義援金への感謝」を前面に押し出してきて、少し身構えてしまうものも多いのですが、今回の台湾祭はそういったテイストを一切排除し、台湾料理の圧倒的実力で思い切りぶん殴りにきている点は、個人的には非常に好感を覚えました。

海外旅行をするにあたって、現地の料理が口に合わないというのはその旅の楽しみの半分を奪われるも同じことですが、こと台湾料理は日本人の口にもよく合い、日本人にとって受け入れられやすい外国料理であることは間違いないかと思います。
そんな日本人と親和性の高い台湾料理の魅力を前面に出した今回の台湾祭は、台湾に行ったことのない日本人が、実際に台湾に行ってみたいと思うための第一歩になったのではないかと思います。

ただ、忘れてはならないのは、台湾の魅力は食べ物だけではないということです。
独自の文化、歴史、風土に自然、そういった様々な魅力が台湾にはあります。
もちろん今回の台湾祭に見られるように、台湾料理は日本人が台湾に触れる最初のきっかけである一方で、「台湾=美味しい」だけで終わらぬよう、こういったイベントを機会に、台湾についてより深く知ろうとする人が増えていけば嬉しく思います。

さて、今回は東京タワーでの実施でしたが、別のイベントを含め、都内では台湾関連のイベントが時々行われています。
主催者によって、イベントによってクオリティは変わると思いますが、日本で暮らしていて本場の台湾料理を口にできる機会はそう多くありませんので、別のイベントを見かけた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

昨年も実施されたという東京タワーでの台湾祭、きっと来年も実施されることを信じて、(そしてできれば、次はもっと座って食事ができるスペースを多く設けていただけることを信じて)次の開催をお待ちしています!

(それにしても、こんなイベントのお知らせが届くなんて、最近のSNSはすごいなあ)

もちだもじ

(最終更新:2018年10月14日)

ABOUT THE AUTHOR

もちだもじ
静岡出身。東京在住。2012年から1年間、国立台湾大学に在籍。映画「海角七号」に憧れ、中国語能力がほぼゼロの状態で台湾に渡るも、約半年で「嘉義あたりの田舎のおばちゃんみたいな発音」と言われるまでに成長(?)。2013年の冬に電車で台湾一周(環島)を実施。八方雲集(台湾の餃子チェーン店)の餃子と金峰の魯肉飯をこよなく愛し、一年に一度の台湾旅行を生きがいにしている。
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