こんにちは。台北在住のひらりです。
今日は、台湾で食べられる美味しいワンタンのお店を一挙ご紹介したいと思います!
目次
台湾のワンタン、どんなもの?
台湾の飲食店のメニューでよく目にする「抄手」という文字。これこそが「ワンタン」です。この「抄(=炒)手」のほかにも「餛飩」「扁食」「雲吞」などと表記されますが、これら全部同じワンタンのこと。発祥である中国の地方によって呼び方が違うようです。
台湾ワンタンの特徴としては、日本で見かける三角折のとはちょっと違って、具をぎっしり入れて作るお店が多いんです。なぜかというと、中華圏ではワンタン自体が主食として食べられているから。ランチ後の時間に食堂の中を覗いてみると、お店のお姉さんがせっせとワンタンを包んでいる光景が見られますよ。
そしてそのワンタンを、いろんなタレやスープでいただきます!
「紅油」・・・油・香辛料・香味野菜・醤油など
「白油」・・・油・香味野菜・醤油など
「原湯」・・・透明の出汁スープ
他にも種類はありますが、今日ご紹介するのはこの3種類。お店によって味が微妙に違うんですよ。それでは早速美味しい美味しい台湾ワンタンをご紹介しましょう!!
紅油抄手のおすすめ店
鼎泰豐(ディンタイフォン)
鼎泰豐、といえば台湾旅行で一度は食べに行ってみたい台湾の超代表的なお店ですよね。現在では世界10か国に店舗展開していて、日本各地にある店舗も、本場の味をそっくりそのままいただけるということもあり連日大人気のようです。(全国17店舗あります!)
そんなTHE・有名店の紅油抄手はこちら!
紅油抄手・蝦肉(エビ+肉)180元
※菜肉(野菜+肉)180元もあります
ワンタンぷりぷり度★★★
ピリ辛+にんにく度★☆☆
さすが台湾一の小龍包店とあって、つるつるモチモチの皮がとっても美味しいです!中身の具の量も多すぎず少なすぎずで十分食べ応えのあるサイズ。肝心の紅油は辛味はあるものの舌に少しピリッとくる程度なので、迷いなく次々とお箸が進んでしまいます。世界各国からの観光客に合わせてか、標準的かつ上品なお味。 紅油抄手を初めて食べるという方にまずおすすめできる一品です。
↑東門にある本店の土曜15時頃の様子。50分待ちです。
土日祝およびランチ・ディナータイムは観光客でめちゃくちゃ混雑しますので、待ち時間がもったいないという方は時間をずらして行ってみてくださいね。(個人的には、待ち時間に他のお店でショッピングも楽しめる101店がおすすめです!)
お店:鼎泰豐 101店
アクセス:台北101/世貿駅出口4を出てすぐ
営業時間:日~木11時~21時半・金,土,祝前日11時~22時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
八麵玲瓏食麺館
実は、わたしが台湾に来て初めて紅油抄手を食べたお店がここだったんです。今回おすすめ店に挙げたのは個人的に思い入れがあるから・・・と言えばそうなのですが(笑)、でもそれ抜きにしても紅油がひときわ美味しいです!!
それがこちら。
紅油抄手麺(乾)85元
ワンタンぷりぷり度★★☆
ピリ辛+にんにく度★★☆
(乾)とあるのは「乾麺」=「スープ無し麺」のこと。ですが、麺が冷えて固まりにくいように、紅油抄手麺に限らずどのお店の乾麺も少しだけスープが入っていることが多いです。
さて、本題のお味ですが、紅油の辛味とにんにく具合は鼎泰豐よりもしっかりと感じます。いろんな薬味が麺に絡まって、刺激的な辛さの中にほんの少しお醤油の甘みも。人によっては鼻の頭にちょっと汗かく程度です。もちっとした麺と、鼎泰豐にも負けないぷりぷりワンタン(5コのってます)も非常に美味しくて、全体的にバランスの良い一品です!
店内で食べるときは、伝票右上に自分の座りたい机の番号(桌號)を書いて店員さんに渡してくださいね。
伺ったのは大安森林公園近くの信義店ですが、お店提供の情報では台北市内に他に3店舗あるとのこと。ここ信義店のディナーのピークタイムは、近隣の中高生たちで店内が溢れ返りますので気をつけて!
お店:八麵玲瓏食麺館 信義店
アクセス:大安森林公園駅出口6から徒歩3分
営業時間:11時~20時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
地図:
莫名福州乾拌麺
続いてご紹介するのは、ピリ辛+にんにく度ホシ3つ超えです!
紅油抄手50元
ワンタンぷりぷり度☆☆☆
ピリ辛+にんにく度★★★+
混ぜ終わった後の写真です。あの赤赤とした色味は少ないものの、食べ始めるとすぐに分かるのがにんにくのパンチの強さ!!そして徐々に舌がビリビリしてくるのですが、なぜだかもう一個、もう一個、とお箸が止まらない本当にクセになるお味なんです。辛いもの好きニンニク好きな方には間違いなくおすすめですよ。ちなみにワンタンはかなり小ぶりなので、一皿10コ以上入っています。
汗かき度数は鼻の頭と下、おでこ、さらに首筋辺りも?大丈夫、誰も見ていませんから思いっきり食べてください!
さらにせっかくならご飯に乗せて丼にして食べたい!という欲張りな方には、一緒に葱油飯(下写真手前・20元)はいかがでしょうか。葱の香ばしい匂いがたまりませんよ。
そして実はこのお店、乾麺のおすすめ店でもあり、店内に食べ方3ステップ(その名も食用三部曲♪)が書かれているんです。1→3の順番で濃く辛くなります。テーブルの調味料でアレンジして、自分流の美味しい乾麺を作ってみてくださいね。
乾麺は小30元、大40元です。
お店:莫名福州乾拌麺
アクセス:古亭駅出口6から徒歩2分
営業時間:11時~21時
(15~16時頃は店員さんがお昼休憩中のため少し待たされます)
定休日:日曜(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
地図:
白油抄手・原湯抄手のおすすめ店
揚記大餛飩
続いては、超特大ワンタン入りのスープ麺をご紹介!
綜合大餛飩麺 90元
ワンタンぷりぷり度★★★+
これ、分かりますか?!
レンゲに乗りきれない程の具ぎっしりの大きなワンタン!お椀からはみ出そうなボリューム!
鮮蝦(えび)1個・鮮肉(肉)2個・菜肉(野菜)1個の計4個の超特大ワンタンが乗っかった綜合大餛飩=いわゆる全部のせです。そして麺もなかなかの量で、食べ終わる頃はもう本当にお腹を下から抱えたくなります(笑)。。。でもこのあっさりスープとつるっとした柔らか麺のおかげか胃に負担がかかるような重さは無く、むしろ心地よい満腹感。サラリーマンやOLさんたちに混じってお腹いっぱいのランチをどうぞ!
お店:揚記大餛飩
アクセス:忠孝敦化駅出口2から徒歩1分
営業時間:12時~22時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
采岩堂
最後に、中華料理のちょっと独特な香辛料が苦手な方へ、白油が美味しいおすすめ店!
白油抄手麺(乾) 70元
ワンタンぷりぷり度★★☆
日本人に馴染みのあるお醤油ベースのクセの無い白油です◎麺はコシのあるちょい縮れぎみな平打ち麺で、つるつるしていてとっても美味しい!この味を不味いと言う人は絶対いないと確信しています!
しかし一点だけ、声を大にしてお伝えしたいこと。それは、この「真的辣!別不信!」のタレ。
セルフコーナーにあるのですが、本当に入れちゃダメ、絶対。ほんの一さじでめちゃくちゃ辛くなります。そして入れるにしても量の調節が難しすぎます。ですが、挑戦してみたいという方は是非とも汗、鼻水覚悟で!
一方「紅油抄手(50元)」は、まろやかな辛みでこれもまたおすすめの一品です!
お店:采岩堂
アクセス:中山駅出口2から徒歩2分
営業時間:11時~20時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
さて、そろそろお腹がグーッとなってきませんか??
ワンタンは、大きなレストランから小さな食堂まで台湾中のいろんな飲食店で食べることができます。そして今日ご紹介したように、同じ名前のメニューであってもお店によってけっこう味の違いがあるんです。奥深いワンタンの世界・・・お店巡りしたくなっちゃいますよね?!台湾へご旅行の際は、是非あなたのお気に入りの一店を見つけてみてくださいね!