こんにちは。台北在住のひらりです。
早速ですが、台湾のとってもとっても美味しいデザート「麻糬」をご存知ですか??
これ、台湾版のお餅のことなんです。しかも台湾語ではこれを「モァチー」と発音するんですよ。何を隠そう発音の由来は、日本のモチ!親日国台湾を一層身近に感じることができますよね。
さて、台湾版の餅といっても、餅自体の味は日本のとほぼ同じ。なのですが、あのビヨーンと伸びる感じはありません。そしてお餅の中に珍しい風味の餡がくるんであったり、また、一度茹でたお餅を油で揚げたり、いろんなバリエーションを楽しめるのが「麻糬」なんです。
お餅だったら日本でも食べられるし・・と言わず、ぜひ旅行中に一個でもいいから食べてみてほしい!そんな気持ちを込めて、台北市内で味わえるおススメの麻糬を『忙しい旅行中に行くならこの時間帯!』という独断のもと5店リストアップいたしました!ぜひ参考にしてください!!
目次
【11時】手作りを楽しもうDIY麻糬!
まず最初は、中正記念堂駅から程近い『西螺祖傳麻糬(程文照工坊)』というコチラのお店をご紹介。
もとは、西螺鎮という台湾の中南部あたりで手押し屋台から始まったという老舗のお店。昔から変わらず天然の食材だけにこだわった無添加の麻糬を手作りし続けているそうです。きっと地元の方々に長く愛されてきたんだろうなぁと思える本当に優しく素朴なお味を、早速、お店から歩いてスグの「中正記念堂」でいただいてみることに!
お餅ときな粉が別々、DIY(自分でやる、の意)という名前はここからついたようです。平べったくてつるつるとしたお餅はプリプリもちもち、一人でもペロッといけてしまいます。ちゃんと並べてみるとこんな感じに↓
周りのきな粉はかなり控えめな甘さ、胡麻とピーナツの香ばしさが強めで、口の中でざくざくとした食感が楽しめます。
ちなみに、店内はイートインスペース無し!全商品持ち帰りです。
(補足:こちらのお店のすぐお隣に、ガイドブックには必ず掲載されている超有名&超人気の『金峰魯肉飯』というルーローファン屋さんがあります。朝8時~深夜1時まで営業していますので是非あわせて行ってみてくださいね。)
お店:西螺祖傳麻糬(程文照工坊)
アクセス:中正記念堂駅出口2から徒歩1分
営業時間:11時~20時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
地図:
【13時】行列必至!台北一番人気店
お次は、13時の開店と同時に(または13時より少し前から)購入を待つ人たちの行列ができ始める『不老客家伝統麻糬』という超人気店。朝から冷え込んで小雨の降るこの日、列はたったの5人!という強運に恵まれ、ものの2,3分で購入できてしまいました!
お店の方みんなで手分けしてせっせと作っている様子が見えますね。立派な店舗を構えているわけではないのですが、台北一の驚異的な人気を誇るこの屋台。その秘密は言うまでもなくその美味しさと1個10元という安さ。そして重量感。一回の購入上限個数が一人12個(1パック6個)までというのも頷けます。
味の種類は全6種類。花生(ピーナッツ)・芝麻(黒ゴマ)・紅豆(あずき)・芋頭(タロ芋)・椰香(ココナツ)・原味(オリジナル)です。周りのきな粉は日本のとよく似たさらさらふわふわした食感です。さて、中身を覗くべく全部切ってみます!
個人的ナンバー1は、ズバリ、写真右上の黄みがかったクリームが入った椰香(ココナツ)!意外や意外、きな粉ととっても相性ががいいんです。花生・芝麻は中身がなんと粉末状(笑)ですので切れ目を入れるとさらさらとこぼれてきてしまいます。。。上手にお召し上がりくださいね。
どのお味も日本人に馴染みのある味なので、6種類1個ずつのMIXがおすすめ!ぜひお気に入りのお味を見つけてみてくださいね。
お店:不老客家伝統麻糬
アクセス:行天宮駅出口3から徒歩2分
営業時間:13時~19時
定休日:月曜(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
※夏季は営業時間・定休日ともに大幅変更あり!
地図:
⇒レオフーホテル(六福客桟)の宿泊レビュー
【16時】もっちり揚げ麻糬にやみつき!
「朝から歩き回って疲れちゃった。」「夕ご飯まで時間があるけど何しよう。」そんなちょっとの隙間時間に、店内全面リニューアルして綺麗になった『雙連圓仔湯』で、休憩も兼ねて美味しい麻糬を召し上がってみてはいかがですか?
こちらのお店、麻糬の注文が入ってから、なんと一度油の中に通してからきな粉を振りかけて出来上がり!という台湾の伝統的な作り方を守り続けている名店です。そんな手間暇かけて作られる絶品麻糬はコチラ!
揚げる=ちょっとくどいお味?と思いきや、不思議と全然油っぽさを感じないんです!この焼麻糬、むしろモチモチ感が強くて弾力があって、どことなく日本のお餅と似た食感。ん~なんだか懐かしい味、美味しい!!そして、黒ゴマのアクセントが効いたほんのり甘いきな粉との相性も◎です。
日本人の友人とお邪魔したこの日、店員さんは私たちが外国人だとすぐ分かったようで焼麻糬を予め一人一個ずつにお皿を分けて持ってきてくれました!(ざっくりとした接客が多い台湾でこれは嬉しい。笑)ホスピタリティもばっちりです。
そして甘いデザートスープ類の種類も豊富なこちらのお店。今回は、日本で言うおしるこのようなお味「紅豆湯」を一緒にいただきましたよ。ジャスミングリーンティーはサービスでついてきます。
お店:雙連圓仔湯
アクセス:雙連駅出口2から徒歩2分
営業時間:10時半~22時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
地図:
【20時】美食夜市で出来立て麻糬を
夕飯を済ませてさぁ宿へ戻ろうかな、とその前にまだまだやるべきことが!!そうです、家族やお友達への台湾土産です。そんな時おすすめのショッピングスポットは、毎日多くの観光客や台湾人が訪れるコチラ「大潤發(RT-MART)中崙店」。
比較的行きやすい場所にあって、日用品、生鮮食品、お菓子、飲み物等々…とにかくたくさんの商品を取り扱っている大型マートです。そしてせっかくここまで来たら、歩いてすぐの場所にある隠れた美食通り”遼寧街夜市”へ遊びに行ってみませんか?
大きな夜市ではありませんが、レストランや屋台がギュッと集まった地元密着型のような雰囲気。かなりのローカル感があるので、観光客がいっぱいの夜市は苦手だなという方におすすめの夜市です。もちろん、日本語メニューを置いているお店もありますよ。
この夜市の中の『客家自製湯圓烧麻糬』で、出来立て麻糬をいただけます!
席の目の前で今まさに茹であがったお餅、とーーってもやわらかい!そして小ぶりなので4個一気にペロッと食べれてしまいます。他にも豆花、白玉や芋団子など台湾定番のデザートが豊富にラインナップされているので、夕飯後のちょっと小腹が空いた時間なんかは本当に目移りしちゃって困ります。。
このお店、小さすぎて気づかず通り過ぎてしまう、そして店内の席が少なすぎる(両隣のお店と席を共有できますがそれでもテーブルは3つ。)という難点はあるものの、おじゃましたこの日は、二人で一皿をシェアするカップルや、バイク横付けでテイクアウトのおじさま等々、ひっきりなしにお客さんが来ていましたよ。
お店:客家自製湯圓烧麻糬
アクセス:南京復興駅出口4から徒歩5分・大潤發(中崙店)から徒歩2分
営業時間:14時頃~22時頃
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性大)
地図:
【番外編】バラマキ土産はこれで決まり!
そして台湾旅行の最後の最後に桃園空港で買えちゃう、お土産として日本へお持ち帰り可能な麻糬をご紹介します!「台湾土産、と言えばパイナップルケーキ。」にちょっと飽きてしまった皆様へ、イチ押しの一品です!
こちらは『一之軒』という台北市内に15店舗ほどあるパン屋さんが作る麻糬です。パン屋が片手間でね…と、あなどるなかれ!!台湾女子に、おススメの麻糬は?と聞くとトップ3には間違いなく入ってくるという現地の方お墨付きのお味なんですよ。
種類は花生(ピーナッツ)・芝麻(黒ゴマ)・紅豆(あずき)を初め、抹茶や地瓜(サツマイモ)、楓糖核桃(メープル+くるみ)などの変わり種もありどれも本当においしいんです!
そして何より1つずつ個包装になっていて、7個・14個の単位(味は何を選んでもOK!)で購入すると立派な箱に入れてくれるというので見栄えもばっちりです◎
賞味期限は購入日を含めて二日です。帰国日翌日に学校の友達や職場の方々へ台湾土産としてどうぞ!(三日目でもさほど風味はおちませんが、自己責任でお願いします笑)
ちなみに、市内の店舗はこんな感じです↓
お店:一之軒 一航店
アクセス:桃園国際機場第1ターミナルB1F美食広場(インフォメーションカウンター側)
営業時間:6時~22時
定休日:無し
地図: