
日本円を台湾に持ち込んで両替する場合、ほとんどの人は空港にある銀行で両替すると思います。
通常の旅行では空港の銀行で必要な分だけ両替しておき、足りなくなった分だけ街中のATMでキャッシングする人が多いでしょう。
しかし、市街地での両替が必要な人もいるかもしれません。市中の銀行での両替は分からないことが多いと思います。
そんなときこの記事が、少しでもスムーズに、お得に両替するための参考になれば嬉しいです。
目次
今回、市内の銀行で両替する日本円について
今回は1万円札を台湾ドルに両替します。
私は1ヶ月程前に台湾に住み始めましたが、最初だけ空港で日本円を少し両替して、その後はクレジットカード等でキャッシングして台湾ドルを手に入れていました。
しばらく日本に帰る予定もないので、残っていた最後の1万円をさっさと台湾ドルに両替してしまおうと思いました。
せっかくなら一番お得になる銀行で両替しようと思って色々調べました。
今回その過程で身につけたお得に両替する方法を紹介します。
一番お得な銀行を探すための考え方
ご存知の方も多いでしょうが、両替レートは銀行によってバラバラです。
台湾にも銀行はたくさんあるので、どの銀行で両替すれば良いか迷ってしまうことでしょう。
⇒台湾の各銀行両替レート
最初は全部の銀行レートを調べて一番お得な銀行を紹介しようとしていました。しかし、レートはリアルタイムで変動するのでこれをやってもあまり意味がないと思いました。
また、たとえ一番お得な銀行が分かったとしても、その銀行が近くになければ意味がありません。
1時間かけてレートの良い銀行まで赴き、数百円節約できたとしても、その1時間が非常に無駄だと思います。旅行の場合はもちろんですが、台湾在住の方でもこの時間は無駄です。
外貨両替と少し違う例になりますが、私は日本にいる時、銀行口座間で資金の移動をすることがよくあり、このとき手数料を節約するために往復1時間かけて銀行に行ってました。でも、ネットバンキングで振り込めば1分で終わることです。この1時間で時給1,000円のアルバイトをしたとすれば振込手数料の数百円以上稼げます。私はそれに気づいたときから数百円節約するためだけに遠くに出掛けることをしなくなりました。
微妙に話がそれましたが、両替も同じで、わずか数百円節約するために遠くの銀行に行くのはもったいないと思います。そこで今回、これを踏まえた上で一番お得に両替する方法を提案いたします。
おすすめ両替方法の提案
時間もお金も無駄にしない、一番おすすめできる両替方法を紹介します。
台湾の市中で両替する必要がある旅行者・在住者ともに使える方法だと思います。
STEP1:現在地の近くにある銀行を把握する
まず、両替したくなったとき、すぐに近くにある銀行を把握する必要があります。旅行者の方ならホテルの近く、在住者の方なら住んでる部屋の近くの銀行を調べることが多いでしょう。街中で急にお金がなくなって銀行を探す場合もあるかもしれませんね。(街中の場合はATMでキャッシングする方が便利だとは思いますが)
近くの銀行を調べるにはスマホでGoogle MAPを立ち上げ、「銀行」と検索すればいいだけです。台湾でも日本語と同じ漢字の「銀行」が使われてるので簡単ですね。
Google Mapを利用していない方は少ないとは思いますが、もし使ってないなら事前にインストールしておきましょう。
STEP2:近くにある銀行だけを比較する
そうしてGoogle Mapで現在地の近くにある銀行を見つけたとします。街中だと徒歩数分圏内に複数の銀行が見つかることはよくあります。
さきほども言った通り、わざわざ遠くの銀行に行くのは時間がもったいないので、この近くにある銀行のレートだけを比較すれば良いのです。近くに1つしか銀行がないなら、迷わずそこで両替すればいいでしょう。
それでは次に、為替レートの計算をして比較する方法を書いていきます。
為替レートの計算方法
まず、先ほども紹介した台湾の銀行レートを一括比較できるページに行きます。
日本円から台湾ドルへ、現金を両替する場合は左端の「現鈔買入(現金買入)」と右端の「現鈔手續費(現金手数料)」だけ見ましょう。
※ちなみになぜ買入というかと言えば、台湾の銀行から見て日本円を買い入れることになるからです。買入(Buy)と賣出(Sell)のどちらを見ればいいか忘れたらこれを思い出して下さい。
日本円から台湾ドルに変換するといくらになるかは、以下のように計算します。
例えば、1万円を現鈔買入0.3、現鈔手續費100台湾ドルの銀行で両替する場合は以下のようになります。
⇒10,000円 × 0.3 − 100 = 2,900台湾ドル
このようにして計算して比較し、一番多くの台湾ドルに両替できる銀行へ行けばいいというわけです。
STEP3:近くで一番高く両替できる銀行に行く
STEP2で紹介した計算方法により、近くにある銀行のうち一番多く台湾ドルに両替できるところを見つけましたね。
「その銀行に行って両替するのが時間もお金も節約できる一番お得な方法なのです」とシンプルに結論付けたかったのですが、そうは甘くありませんでした(笑)
今回私は、STEP2で見つけた一番良い銀行は「合作銀行」でした。
意気揚々と合作銀行に行って両替しようとしたのですが、手数料が100台湾ドルかかると言われてしまいました。先ほどのサイトの現鈔手續費には確かに「手数料無料」と書かれていたのに。
実は、このサイトの現鈔手續費に書かれている手数料は結構いい加減なようです。他にも手数料が無料と書かれているのに実際にはかかる銀行もあります。ただ、現鈔買入のリアルタイムレートは正しく比較できるので便利なサイトであることは間違いありません。(「銀行名 外幣」などで検索して銀行公式ホームページのリアルタイムレートも見ましたが確かに同じレートでした)
100台湾ドルの手数料がかかると言われた私は合作銀行で両替するのをやめて、台湾銀行に行くことにしました。
台湾銀行のレートは比較的悪いのですが、ここは手数料無料なので1万円ぐらいの少額なら手数料のかかるレートの良い銀行よりお得です。
無事、手数料無料で悪くない両替ができて安心しました。
※両替にはパスポートが必要なので忘れないように注意してください
※台湾の銀行窓口は15:30ぐらいに閉まるのでお気をつけ下さい
まとめ
シンプルにおすすめ両替方法で紹介した3STEPが一番お得だと言いたかったのですが、手数料が間違っている可能性があると分かったので、最終的に以下のような方法での両替をオススメしておきます。
少額(〜2、3万円)の場合
・近くに台湾銀行があったらそこで両替(今回、台湾銀行は手数料無料だと確認できたので)
・台湾銀行が無ければ手数料を無視して単純に一番レートの良い銀行に行く(せっかく手数料まで計算して銀行に行って、手数料が結局かかると言われたら悲しいので)
高額(約5万円以上)の場合
高額の日本円を両替する場合は、たとえ手数料がかかったとしても、レートが良い銀行が一番お得になります。なので、単純に一番レートが良い銀行に行きましょう。
高額の場合は、近くの銀行だけではなく、少し遠くの銀行に赴いても良いと思います。数十万円を一気に両替する場合などは、少しのレートの違いでもかなりの金額差になることもあります。