こんにちは。台北在住のひらりです。
今日は、一年を通して美味しく楽しめる”仙草”を使ったデザートのおすすめ店をご紹介したいと思います。
目次
仙草ってなに?
台湾、中国を始め亜熱帯地方で広く栽培されている食材(ハーブの一種)です。涼粉草とも呼ばれていて、文字通り暑さを和らげてくれる効果があり、また、体の不調を緩和してくれる効能があるとも言われています。この仙草を乾燥させて煮出した汁に重曹を加えて煮つめ、砂糖やゼラチンを加えます。これが冷えて固まるとプルプルの仙草ゼリーに!
見た目は完全にコーヒーゼリー。あの強烈な苦みで有名な”亀ゼリー”と間違われやすいのですが、仙草ゼリーは鼻を近づけてほんのり薬草の香りがする程度です。
台湾人も大ハマり!人気店の”仙草ミルクティー”
地元台湾人にも観光客にも人気の飲み物、といえばタピオカ入りミルクティーですよね!気軽に台湾っ子気分を味わえる、旅行中一回は飲んでみたいもの。
でも定番のタピオカ以外にも何か試してみたいという方に、是非お薦めしたいのが”仙草入りミルクティー”です!
『珍煮丹』
黒糖仙草鮮奶(ヘイタン シェンツァオ シェンナイ)45元
下に沈んでいるのが仙草ゼリーです。他店の仙草より少し柔らかめで若干小さめにカットしてあるので、するっとストローに入ってくる感じ。飲み終わりに底に溜まってしまってズーズー吸い上げる(笑)・・ということもなく、最後までお上品に飲めますよ!また、こちらのウリは何といっても、お店手作りの黒糖!「体に良いものを取り入れる」がモットーの台湾人に、このこっくり甘い黒糖+仙草が大評判なのです。仕事の休憩時間に学校帰りにと店先はいつも賑わっています。
店舗は台北市内にいくつか(大安駅・市政府駅等)ありますが、観光の合間であれば中山駅の店舗が便利です。
お店:珍煮丹 中山南西店
アクセス:中山駅出口2から徒歩1分(新光三越台北南西店1館の脇道を入ってすぐ)
営業時間:10時~22時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
プルンとした感触がたまらない 名店の”仙草綜合冰”
続いては、仙草ゼリーの優しい味わいをそのまま楽しめる夏にぴったりのデザートです!
『愛玉之夢遊仙草』
仙草綜合冰(シェンツァオ ゾンフービン)50元
冷たいかき氷の上に弾力ある仙草ゼリー、そして粉圓(タピオカ)・芋圓(芋団子)・小紅豆(あずき)という女子の大好物が一気に味わえてしまう夏定番のデザートです。一緒にミルク(コーヒーについてくるあの小さいポーション)もついてくるのでお好みで!そのままでも十分美味しくいただけますよ。
こちらのお店、手作りの美味しさはもちろんのこと、台北ツウにはお馴染み”通化街夜市”のすぐ近くにあるということもあり、どの時間も台湾人と観光客で大賑わい!ですが、店員さんが手際良くさくさくと作ってくれます。タイミングが良ければ、対応がとっても素敵なイケメン店員さんにも会えますよ!
お店:愛玉之夢遊仙草
アクセス:信義安和駅から徒歩6分
営業時間:正午12時~深夜3時
定休日:無し(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
冬に定番のあったかスイーツ 老舗専門店の”燒仙草”
お次は、風の強い寒ーい冬に食べたくなる仙草のホット版です!
『萬華仙草冰燒仙草』
燒仙草(シャオ シェンツァオ)50元
初めて見る方はこの黒い液体にギョッとするかもしれません(笑)
”燒仙草”とは、焼いた仙草、ではなく、仙草を煮出した汁に砂糖やデンプンを加えて煮つめたもの。口当たりは、ちょっとゆるめのフルーチェのような感じ??仙草の香ばしさと甘味が何倍にも引き立っていて、何よりこの体に良さそうなお味は一度食べるとやみつきに。台湾デザートお決まりのもちもちのお団子やタピオカ、さらに小豆や雑穀なども入っているので、口の中でいろんな感触を楽しめますよ。
他にもメニューあり。
創業40数年の老舗店が作る冬限定の燒仙草で、ぜひ体の芯から温まってくださいね!
お店:萬華仙草冰燒仙草
アクセス:龍山寺駅から徒歩8分
営業時間:10時~19時
定休日:日曜日(旧暦大晦日・三が日は変更の可能性あり)
地図:
【番外編】コンビニでも手軽に買えます!
お店に行かずとも、さくっと味わってみたい!そんな方にはこちら。
セブンイレブンで35元で買えます。パッケージの中にミルクポーションとスプーン付き。そのままでもレンジで少し温めてもOK。買ってきたミルクティーにインすれば手軽に仙草入りミルクティーに!いろんなアレンジができちゃいます。
ご紹介したお店はどこも中国語でなくとも英語or指さしで注文可能、そして持ち帰りも可能です。日本ではあまりお目にかかれない仙草デザート。台湾旅行の美味しい思い出に、ぜひお試しくださいね!