▲台湾観光協会、チャイナエアライン、神奈川県観光協会、江ノ島電鉄の4社で結んだ「台湾と神奈川県における観光プロモーションに関する協定」によって制作されたビデオ▲
台湾の平溪線と日本の江ノ島電鉄(江ノ電)は2013年から交流事業を続けています。
江ノ電の一日乗り放題チケット「のりおりくん」があれば、台湾に行ったとき平溪線の一日周遊券が貰える(その逆も可能)という乗車券交流はかなりの好評だったので、当初1年で終了する予定だったのが毎年延長されてきました。
長らく続けてきたこの一日乗車券の無償交換は2016年3月末で一旦終了となりました。しかし、新たな交流事業がまた開始されたのです。
目次
【平溪線・江ノ電の乗車券交流第2弾】2016年5月1日スタート!
2016年5月1日から新たな交流事業としてスタートするのは、「特典付きガイドブック」がもらえるというキャンペーンです。
台湾で「平渓線沿線PASSPORT」をもらう方法
江ノ電の一日乗車券(2016年4月1日以降に使用したもの)を見せると台湾で「平渓線沿線PASSPORT(日本語版)」がもらえます。
※引き換え場所は台北駅、もしくは瑞芳駅
日本で「江ノ電沿線PASSPORT」をもらう方法
平渓線の一日乗車券(2016年4月1日以降に使用したもの)を見せると台湾で「平渓線沿線PASSPORT(中国語版)」がもらえます。
※引き換え場所は藤沢駅、江ノ島駅、鎌倉駅
乗車券交流の体験レポート【2013年】
私は2013年にこの乗車券交流事業が始まったときから注目していました。
2013年の9月に江ノ電に乗り、同年12月に平溪線に乗ることができました。
当時、ちょうど関東に住んでいたので、いつか台湾で平溪線に乗る日のためにと思い、江ノ電の一日乗車券「のりおりくん」を買ったのでした。
2013年の江ノ電・平溪線体験をもとに書いた両観光鉄道の見所レポートが残っているので参考にしてください▼
江ノ電
「江ノ電」こと江ノ島電鉄は、「藤沢駅」から「鎌倉駅」までの区間を結ぶ鉄道です。
上の写真は、「のりおりくん」を購入した「藤沢駅」に貼ってあったポスターです。
日本でもしっかり台湾の平溪線と提携したことをお知らせしていて嬉しかったです。
下の写真が「のりおりくん」。
これがあれば江ノ島電鉄の「藤沢駅」から「鎌倉駅」までの区間が一日乗り降り自由になります!
「藤沢駅」から「鎌倉駅」の間はどの駅にも見所がつまっているのですが、その中でも特に有名なお勧めの駅を紹介したいと思います。
江ノ島駅
何と言っても「江ノ島電鉄」なのですから、江ノ島駅に行かなければ話になりません!(笑)
駅から少し歩くと橋があります。
それを渡ると、江ノ島に到着という訳です。
やはり休日は観光客で賑わっていました。
「江島神社」まで登って行きましょう!
ここは恋愛成就でも有名らしく、たくさんの女性がその願いを書いていました。
ここからさらに進むと山から見下ろす美しい海が見れます。
そして、下山すれば海にも繋がっています。
江ノ島は山と海が両方楽しめるスポットであると言えるかもしれません。
長谷駅
やはり、鎌倉に来たからには大仏も見るべきでしょう(笑)
長谷駅はこの大仏まで一番近い駅です。
他の駅にも見所はありますが、最低限おさえておきたい二つの駅を紹介しました。
終着駅の「鎌倉駅」、もしくは「藤沢駅」はどちらもJRに乗り換えられるので、都内から来た方もスムーズに帰宅できます。
平溪線
いよいよ台湾の平溪線を紹介します。
瑞芳駅(ずいほうえき)
瑞芳駅(ずいほうえき)は、平溪線の始点と言える駅です。
駅の周りは割と賑やかで、日本人に人気の観光地「九份」に行くバスが出ていることからも、この駅の利用者は多く、日本語が堪能なスタッフも多くいます。
私も平溪線を一通り観光した後、再びこの瑞芳駅へと戻り、そこからバスに乗って九份へと向かいました。
台北駅から瑞芳駅までは、普通車で50〜60分前後、自強号で40〜50分前後、プユマ号で30分程で到着します。
猴硐駅(ほうとんえき)
平溪線の始点、瑞芳駅(ずいほうえき)から一駅で到着します。
この駅で有名なのは何といっても猫村でしょう。
猫が好きな方は一度は行っておくべきスポットです。
この駅周辺は元々、炭鉱業で栄えていましたが、1990年に閉山し、人口は減少しました。
その一方、猫の数はどんどん増えていき、今では人気観光スポットとなりました。
2013年にはCNNにより「世界6大猫スポット」にも選ばれたようです。
十分駅(じっぷんえき)
平溪線で、ここだけは行っておくべき駅と言えばこの十分駅(じっぷんえき)でしょう。
平溪線で最も賑やかな駅で、お土産物屋や食べ物屋など、色々なお店があります。
観光客で賑わっていて、特に日本人観光客はかなり多いようです。
町中を線路が走っていることも特徴的。電車には気をつけましょう(笑)
駅のホームでは皆、電車が来ていないときは線路に足を出して腰掛けているなど、日本の駅ではありえないような自由な雰囲気に最初驚きました(笑)
そして、この駅でできる最も有名なこと、それは「ランタン(天燈)飛ばし」です。
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願い事を書いたランタン(天燈)を飛ばし、それがまっすぐ上がると願いが叶うと言われています。
中国語だけでなく、日本語や韓国語の文字で書かれた願いもたくさんあり、様々な国から観光客がやってきていることが感じられました。
毎年、旧暦1月15日の元宵節には、夜空に向かって一斉にランタンを飛ばす天燈節が行われることも有名です。
十分瀑布(じっぷんばくふ)
もう一つ、見所を紹介しておきます。
十分瀑布(じっぷんばくふ)という、「台湾のナイアガラ」とも呼ばれている美しい滝です。
十分駅から徒歩で20〜30分程で行くことができます。
ちょっとしたハイキングコースになっているので、訪れる場合は歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
去年、工事中のため一時的に閉鎖されていましたが、2014年末には再開しました。
平溪線のツアーを利用する場合
最後に、平溪線のツアーも紹介しておきます。
結局のところ、関東以外の方などは江ノ電に行く時間は取りづらいでしょうし、台湾の平溪線だけ観光したいという方もいるかと思います。
台北駅から平溪線まで行くのは慣れていないとなかなか大変です。また、平溪線の近くにある超有名観光スポット「九份」も同様に少し大変です。
そこで、以下の平溪線と九份をまとめて効率よく回ってくれる現地オプショナルツアーを利用すると便利です。
⇒ローカル列車平渓線と天燈上げ 十分瀑布・九ふん観光
台北のホテルから出発し、半日ほどで平溪線と九份を効率的に回ってくれます。夕方以降の余った時間で台北を観光すると良いでしょう。
もちろん紹介した乗車券交流を利用して個人手配するのもおすすめですが、出発日までに準備が間に合わなかった方などは便利な現地ツアーを検討してみてください。
※台湾旅行でWiFiの準備がまだの方は以下の記事を参考にしてください
⇒台湾WiFiレンタルの比較とおすすめランキング
※台湾旅行の費用については以下の記事が参考になります
⇒台湾旅行の費用を抑えるために必要なおすすめ情報まとめ