
台湾にも数字で縁起をかつぐ文化があります。
中華圏ではよく、8(パー)という数字は發(ファー)に発音が似ているから縁起が良いとされています。この「發」は、お金が貯まる・お金持ちになるという意味の發財(ファーツァイ)のことです。
また、9(ジゥ)も縁起が良い数字です。ずっと続く・永遠に続くという意味がある「久」と同じ発音だからです。
ただ、面白いことに9という数字が年齢につく場合、縁起が悪くなってしまうのです。
何歳で結婚する?
私はたまに台湾のガールフレンドと何歳で結婚するかという話をしていました。
〜恋人同士が愛を語りあうリア充爆発しろと言われそうな会話の流れから〜
彼女「○○のお嫁さんになりたい」
私「いいよ。一緒にお金を貯めて早くしよう」
彼女「早くしたいの?でも前は30歳って言ってた」
私「29歳がちょうどいいね!」
彼女が20代のうちに結婚する方がいいかと思って、少し厳しいかもしれないと思いながらも目標を30歳から29歳への上方修正案を出した私。
喜んでくれるかと思ったら意外な返答が。
彼女「でも台湾で29歳の女性は結婚できない」
私「なんで?」
彼女「習俗かな」
台湾で9がつく年齢は縁起が悪い。結婚も避ける傾向に
冒頭でも述べた通り、9自体には「永遠に続く」という意味の「久」と同じ発音なので縁起が良い意味があります。
ただ、年齢につく9は縁起が悪くなります。19、29、39、49歳など、9のつく年齢で悪いことが起こったり、亡くなったりする人が昔から多かったのだそうです。
9を超えればよくなります。だから、結婚も29歳を避けて30歳でする人が多いのです。もちろん、前年の28歳にも駆け込み婚が増えます。
昔からの迷信ですが、多くの台湾人は今でも信じています。
まとめ
思えば私はこの一年大変な苦労をしました。今までの人生で一番辛かったかもしれません。29歳でした。台湾の迷信当たってるかも(笑)
彼女が29歳になるまでに台湾に行って、また会いたいなと思っています。