
台湾のウユニ塩湖と呼ばれるようになり、近年人気が急上昇している観光スポットが台中にあります。その名前は、「高美湿地(こうびしっち・ガオメイシーディ)」です。
この高美湿地は、台中の郊外にあり、なかなか行くのが難しく、何も調べずに行けば時間を無駄にしてしまう可能性があります。
そこで、今回の記事では、高美湿地への行き方を詳しく解説し、また到着後にどうすれば楽しめるのか迷わないためにも、見所などを実際に行ってきたときの写真と共に紹介していきます。
目次
高美湿地への行き方・アクセス
まずは行き方(アクセス)を紹介します。高美湿地に一番近い鉄道の駅は清水駅です。ツアー以外は、全てこの駅を目指すことになります。
清水駅から高美湿地への行き方
清水駅に到着した後はバスかタクシーで高美湿地へ向かいます。
清水駅からバスで高美湿地へ行く方法
清水駅から178番もしくは179番のバスに乗れば30分ほどで到着します。
ただ、本数は1〜2時間に1本とかなり少ないのであまりおすすめはできません。
私も今回は以下のタクシーを利用しました。
清水駅からタクシーで高美湿地へ行く方法
清水駅前にはタクシーが止まっているので、それに乗れば15分〜20分ほどで到着しました。
この日、行きは台湾人の友達と二人で相乗りし、一人当たり150元でした。つまり合計300元。
帰りは、別の台湾人グループ二人がたまたま同じ時間にタクシー乗車することになり、合計四人で相乗り。一人当たり100元だったので、合計400元。
※1台湾元は約3.5円(2017年4月の執筆時点)
台湾タクシーにしてはちょっと高い気もしますが、私以外は皆台湾人でしっかり話し合ってくれていたので、ぼったくられては無いはずです(笑)
先に清水駅から高美湿地への行き方を紹介しましたので、次はこの清水駅への行き方を紹介します。
台中の市街地から向かう場合と、台北から向かう場合の二通りの行き方を紹介します。
台中市街地から高美湿地への行き方
新烏日駅(高鐵台中駅)から清水駅への行き方
台北や高雄など、台湾の他の都市から台中へ行く場合は、台湾新幹線の台中駅(高鐵台中駅)へ到着することも多いでしょう。
この高鐵台中駅は、台湾鉄路の新烏日駅と隣接しています。
新烏日駅から清水駅への電車の本数はかなり少ない(2時間に1本程度)ので、以下の時刻表検索でしっかり調べておきましょう。(切符の値段は33元)
⇒台湾鉄路の時刻表検索
清水駅に着いた後は、上で紹介したように、バスかタクシーで高美湿地へ向かいます。
台中駅から清水駅への行き方
新幹線を使わず、特急電車などで台中にやってきた場合は、台湾鉄路の台中駅から清水駅に向かうことになります。(切符の値段は45元)
こちらも同じく、2時間に一本程度しかありません。新烏日駅から向かう場合と同じ電車に乗るわけなので当然です。(台中駅の2駅先にあるのが新烏日駅)
同様に、時刻表検索であらかじめ乗る電車を決めておいて下さい。台中駅からは清水駅に向かう電車だけでなく、他の方面に向かう電車も出ているので結構ややこしいのです。間違って違う電車に乗ってしまわないためにも、下調べは必須です。
清水駅に着いた後は、上で紹介したように、バスかタクシーで高美湿地へ向かいます。
ツアーを利用する場合(台中発)
以上のように台中市街地から郊外の高美湿地へ行くのは結構大変なのでツアーを利用するという方法もあります。
以下のツアーでは、車を貸切って好きな場所に行ってもらえるので楽です。
⇒台中市内のホテルや駅から好きな場所に連れて行ってもらえるツアー
台北から高美湿地への行き方
新幹線で行く場合
台北駅から新幹線に乗ると、1時間程で高鐵台中駅に到着します。
ここからは、上に書いた「新烏日駅(高鐵台中駅)から清水駅への行き方」を参考にしてください。
特急電車で行く場合
特急電車(自強号など)を利用すれば、新幹線より節約できます。375元なので新幹線の半額ぐらいです。所要時間は2時間〜2時間半。
特急電車は台湾鉄路の台中駅に到着しますので、到着後は上に書いた「台中駅から清水駅への行き方」を参考にしてください。
ツアーを利用する場合(台北発)
これまで見てきたように、高美湿地への道のりはなかなか大変です。台北発の場合はさらに大変でしょう。
そこで、以下の日本最大手旅行会社によるツアーでは、台北から新幹線を利用して台中へ行き、高美湿地を含む台中の見所を一日で効率良く回ってくれるのでおすすめです。
⇒高美湿地を含む台中日帰りツアー
高美湿地の見所を紹介!
それでは、高美湿地に到着した後の楽しみ方・見所などを紹介していきます!
まず、到着したら以下の灯台みたいなものがあったので、登れるかと思って近付きましたが登れませんでした(笑)この建物は特に気にしないで良いでしょう。
そして、高美湿地の入口近くには少しですが屋台もありました。ウインナー系の食べ物を売っているお店が多かったので、小腹が空いていたらここで買ってちょっと食べるもの良いですね。
以下のようにおすすめルート案内のような看板もありました。
高美湿地は昼でも結構綺麗!
そしていよいよ、絶景ポイントへ進んで行きます。一番の見頃は夕方、夕日が見える時間帯ですが、この日はお昼過ぎにやってきました。それでも結構綺麗でした。
砂浜をよく見ると、小さくて白いカニがたくさんいます。
靴を脱いで水の中へ!
通路を進んで行くと、終点があります。しかしここから、靴と靴下を脱いで水の中に入ると更に進んで行けます。



この日はとにかく強風でした。高美湿地に到着するまでは風はほとんど無かったので、これは海辺特有のものでしょう。他の場所とは全く違うほどの肌寒さだったので、上着を用意しておく方がいいと思います。
しかし、この強風に吹かれるさざ波はかなり綺麗でした。
やっぱり夕日の高美湿地を見ずには帰れない!
こんな感じでお昼に一通り見終わってしまったのですが、やはり夕日の高美湿地を見ずには帰れない!と思ってしばらく待つことにしました。
1時間ほど待つと良い感じに日が落ちてきて、明らかに昼間より綺麗になっていくのが分かりました。
そこで、もう一度高美湿地の見学です!二度目の入口にやってきました▼

この入口の左側に面白い生物がいるのが分かりますか?これは高美湿地のマスコットキャラクター的になっている、実在する魚です(笑)この世界中でこの高美湿地にしかいないのだそうです。
夕日の高美湿地を進みます。昼とは桁違いの絶景!
夕方まで待っていてよかったです。大満足でした。スマホ写真では伝えきれない美しさがありましたので、是非実際に行って確かめてみて下さい。
※夕日の時間が、干潮時間と重なる時期が一番綺麗です。干潮・満潮情報は、以下の気象局のページで「臺中市 清水」というところを確認してください。
⇒干潮・満潮情報
ちなみに上で紹介した台北発のツアーを確認したところ、ちょうど良い夕方の時間帯に高美湿地を訪れるプランになっていました。自力でやってくるのは色々大変なので、時間を節約できるツアー利用も検討してみてください。
自力で台中にやってくる方は、以下のページを参考にして、その他台中観光スポットやおすすめホテルも確認してみてください。
⇒【台湾台中】おすすめホテルと観光エリアをまとめました!