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台湾南部・屏東県の潮州について。名物のアツアツかき氷「冷熱冰」が食べられるのはここだけ!

台湾南部・屏東県の潮州について。名物のアツアツかき氷「冷熱冰」が食べられるのはここだけ!

本日紹介するのは台湾の屏東県にある潮州という場所です。

屏東と聞いて何かイメージできるものはあるでしょうか。台湾に少し詳しい方なら、屏東は台湾の一番南にある県だということはご存知かもしれません。そこから、最南端のリゾート地「墾丁(ケンティン)」を思い出す人もいるでしょう。

屏東で有名なのは確かに最南端の墾丁ぐらいです。でも、屏東県は以下の地図を見れば分かるようにとても広いのです。墾丁以外にもたくさんのエリアがあります。

今回紹介する屏東県の潮州鎮は、屏東の中でもかなり北の方にあります。だから高雄などの都市から意外と簡単に足を伸ばせる場所なのです。

この記事ではまず潮州への行き方と潮州駅について少し紹介した後、潮州でしか食べれない名物のアツアツかき氷「冷熱冰」を食べた感想も書いていきます。

潮州への行き方(アクセス)

屏東の潮州は鉄道駅の周辺が賑やかでたくさんのお店が集まっています。この後紹介する有名な冷熱冰も潮州駅から徒歩圏内です。

したがって、潮州を観光する場合は電車を利用するのが一番便利です。ここでは高雄駅から行くことを想定します。

※高雄空港から高雄駅に行く方法は以下を参考にしてください。
高雄空港から高雄駅へのアクセス

高雄駅から足を伸ばせる有名な場所は、台湾の古都台南がありますね。高雄駅から特急電車「自強號」に乗って北へ向かえば約30分です。

今回紹介する潮州も、高雄駅から特急電車「自強號」で約30分なのです。高雄旅行者は台南へ行く人が多いと思いますが、時間に余裕があってちょっと変わった体験をしてみたいなら潮州に足を伸ばしてみてください。

台湾の電車時刻表は以下で検索できます。
Taiwan Railways Administration(日本語ページ)

ホテルをとる場合

潮州だけが目当てなら、そこまで見所が多いわけではないので、わざわざホテルはとらずに高雄のホテルから日帰りすれば良いでしょう。というか、潮州には宿泊施設はほとんどありません。

もし、この辺でゆっくり1泊したいなら潮州に近い屏東駅周辺のホテルがおすすめです。潮州も屏東の中では比較的ひらけていますが、屏東駅周辺の方がさらに賑やかなのでこの辺りも一緒に散策してみると良いでしょう。

台湾鉄路「潮州駅」について

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潮州駅は上の写真を見れば分かるように、屋根が波打っている感じで少し特別感がある駅です。

2階のホームからエレベーターで1階の改札へ下りると、以下のようなフラワーがお出迎え。
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改札を出たところには潮州は台湾のどの辺にある駅なのか分かる地図もありました。
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お土産屋さんもあり、台湾特有のものが色々置いてありました。駅弁もあるようなのですが、この日は売り切れていたのか残っていませんでした。

潮州駅は2015年9月1日に三等駅から一等駅に昇格しました。これは台湾鉄路の等級で特等駅(台北・台中・高雄・花蓮の4駅)の次に良い階級です。

潮州名物「冷熱冰」を食べに行く

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「冷熱冰」はこの潮州で発祥して有名になりました。その名の通りアツアツの具材の上にかき氷を乗せて食べるちょっと変わったスイーツです。熱さと冷たさを同時に味わえるというわけです。

潮州駅から徒歩での行き方

この冷熱冰が食べられる場所は、潮州駅から少し歩いた場所に集まっています。徒歩10分ほどで行けるので、まずはその場所まで歩きましょう。台湾でたまに見かける円形の場所にあります▼
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地図を見ても円形なのがよく分かります▼

この場所にたどり着く方法は2通りあります。1つは、駅の目の前にある中山路という大きな道路を真っすぐ歩いた後に左に曲がる方法。こちらの方が少しだけ遠回りになりますが、賑やかな通りが続くので楽しいかもしれません。
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もう1つは、駅を出て先に左方向に少しだけ歩いた後、右に曲がって六合路→新生路と直進していく方法です。こちらの方が少しだけ近道ですが、道路は狭めです。
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どちらの道を選んでもそんなに違いはないので、好きな方を歩いてください。

そして無事、円形の場所にたどり着いたらいよいよ名物「冷熱冰」のお店が見つけられます。ここには2軒冷熱冰のお店がありますが、どちらも昔からある有名なお店なので、どちらのお店に行っても大丈夫です。

阿倫冰店

私が訪れた日は、1軒は休業日だったので、開いていた方の阿倫冰店に行きました。
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平日の昼間なのにほぼ満席です。人気があることが分かります。食べていたら観光バスが大量のお客さんを下ろしたのでさらに人は多くなりました。観光ツアーにも組み入れられるほどなのですね。

メニューはたくさんありましたが、まずは一番のメインメニューである「綜合燒冷冰」を注文しました。料金は45元(約150円)とリーズナブル。氷が大量に乗っていて、見た目は普通のかき氷と変わりません▼
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しかし、お皿の底の方をさわってみると暖かいです。確かにアツアツの具材が下の方に入っているのです。氷をかき分けて、中の具材を少しずつ取り出してみます▼
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具材は、芋頭(イモ)、花生(ピーナッツ)、湯圓(白玉団子)、紅豆(あずき)などが入っています。湯圓はもちもちしていて美味しかった!
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ゆっくりアツアツかき氷を観察してたら上に乗ってる氷が溶けてお皿から汁が溢れてきました(笑)急いで食べた方がいいかもしれませんね。

アツアツとは言え、基本は冷たいかき氷です。私は食べ方を間違ったのか、下の方のアツアツを味わう前に上の氷が溶けて全部冷たくなりました。このようにアツアツと混ざってもぬるくなることはなく、冷たくて美味しかったのですが、本来このかき氷はアツアツと冷たい氷を同時に食べて楽しむものでしょうから、氷が溶ける前に下の方を搔き出して熱い具材も味わうのが良いと思います。

私のように写真撮影などに時間を取られて氷が溶けてしまわないようにお気をつけください。(この日は灼熱の熱さだったのでカメラが起動しないなどトラブルが続いたのです…)

かき氷がやってきたら溶ける前に素早く食べて、アツアツの「冷熱冰」を楽しんでください!

■阿倫冰店
【住所】屏東縣潮州鎮新生路147-1號

その他の潮州グルメ

アツアツかき氷「冷熱冰」以外には特に有名なものがあるわけではないのですが、冷熱冰のお店がある場所の周辺にはたくさんお店があって、台湾の食べ物やドリンクが色々楽しめます。

現地の住民によるとこの辺りには美味しいお店がたくさんあるそうです。だから適当に歩いて気に入ったお店に入っても楽しめるとは思うのですが、私が入ったお店で特に美味しいお店があったので一つ紹介しておきます。

劉記麵食館

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このお店で色々なメニューを注文して食べたのですが、どれもすごく美味しかったです。メニューは以下の通り。
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豚肉の餃子(豬肉蒸餃)とエビの餃子(蝦仁蒸餃)はどちらも美味しかったのでお好みの方を選べば良いと思います。
台湾のピザ(蔥油餅)も美味しかったし、酸辣湯というスープは酸っぱいものが苦手な私でも美味しく感じる酸っぱさだったので感激しました。
美味しすぎて食べ過ぎ、この日は満腹すぎて苦しむことになりました(笑)おすすめの台湾料理店です!

■劉記麵食館
【住所】屏東縣潮州鎮延平路12號

まとめ

台湾南部の屏東県・潮州について紹介しました。

とりあえず名物の冷熱冰は必ず体験してほしいと思います。

あとはたくさん美味しいお店があるのでゆっくり食べ歩きを楽しんでください!

※台湾旅行を計画中の方は以下の記事を参考にしてください
台湾旅行の準備・入出国手続き・現地ですること

ABOUT THE AUTHOR

管理人環島
2010年、台湾ドラマ・音楽をきっかけに台湾好きになる。2013年に初訪台して以来、隔月で台湾へ通う。2014年は2ヶ月かけて台湾一周し、帰国後に台湾中国語と英語の資格取得。2015年、日本で個人事業開業。2016年はワーホリビザにて台湾南部の高雄に長期滞在。2017年からは台北在住。2018年に台湾女性と国際結婚。現在は日本や台湾、その他国々を行き来しながら暮らしています。
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