
この記事ではまず最初に、台湾ATMを利用してキャッシングする方法を書きます。
その後、銀行での両替と、ATMによるキャッシングはどちらの方がお得なのかを検証していきます。
台湾のATMでキャッシングする方法
台湾の古都台南の大学内にあったATMを利用し、クレジットカードでキャッシングしたときの様子を書いていきます。
台湾のどの地域、どの銀行のATMも基本的に同じような操作でキャッシングできるので参考にしてください。
まず、クレジットカードを入れると写真のように読み取り中となるので、しばらく待ちます。
カードの種類を選ぶ画面になります。
このとき使った楽天カードはVISAだったので、「VISA」を選択。
次に、「信用卡帳戶(CREDIT ACCOUNT)」を選択。
そのあと、キャッシングしたい現金の金額を選択します。私はこのとき、「1000元」を選択しました。
これで、無事1000元札を手に入れることができました!
この後、他の取引も続けてするかという画面になるので、「結束(END)」を選択しました。
最後に、明細書を発行するかしないかを選択し、取引終了です。
海外キャッシングはお得か?
さて、いよいよ海外キャッシングはお得かどうか検証していきます。
よく、両替所で両替するよりも、キャッシングする方がお得だとは聞きます。
そこで、実際にキャッシングにかかった費用をクレジットカード明細で見てみました。
明細の一番上に、「ATM OF TAIWAN/FIRST利用国TW」と書かれていて、その利用金額は3980円となっていますね。
2行目には変換レートも書かれています。1000台湾ドル引き出したので、それに変換レートの3.980を掛けて3980円になっていたのですね。
Investing.comによると、この日のレートはほぼ3.98でした。
つまり、クレジットカードでキャッシングした場合は、ニュースなどで発表されているレートに何も上乗せされることなく、そのまま使われているということになります。
両替の場合は少しレートが悪くなりますし、両替所によってもレートが違ったりしていました。
上の明細の一番下の行に「ATM手数料」として108円かかっていますが、これはクレジットカード会社によって違うものです。
楽天カードの場合は、1万円以下のキャッシングで108円、1万円を超えるキャッシングで216円と決まっているようです。
参考:ATM利用手数料について
両替の場合も手数料として30台湾ドルかかっていましたし、金額が大きく変わるわけでもないのでとりあえずこれは無視して考えます。
つまりレートが悪くなる両替(前日にした両替のレートは手数料を無視しても4.09でした)より、クレジットカードの変換レート(3.98)の方が圧倒的にお得だということです。
しかし、忘れてはならない重要なものがあります。
それは、キャッシングの利息です。
キャッシングにかかる利息
クレジットカードでキャッシングする際にかかる利息は、そのカードによって違います。
海外キャッシングでかかる利息もカードによって違うのです。
だから、台湾でキャッシングするからと言って、特別な利息がかかるわけではなく、日本でキャッシングするのと同じ利息がかかるのです。
だいたい利息は18%に設定しているクレジットカードが多いので、とりあえず18%として考えていきます。
この18%は年利です。例えば、1万円をキャッシングして1年後に完済したとすれば、1800円の利息がかかるのです。
とんでもない額ですね。こんなに利息がかかるのに何故、海外キャッシングはお得だと言われているのでしょうか。
それは、繰り上げ返済するという方法があるからです。
年利の18%を12で割ると、1.5%。月利は1.5%です。
先ほどの例で、キャッシングした額を1年後に完済すれば1800円の利息がかかると言いましたが、1ヶ月後に完済してしまえば利息はたった150円になります。
繰り上げ返済は1日単位でもできます。つまり、2泊3日の台湾旅行から戻って来てすぐに全額返済すれば、利息はほぼかからないと言うこともできるのです。
これが、海外キャッシングは両替よりお得だと言われるわけだったのです。
結局、楽天カードでのキャッシングはお得だったのか
さて、それでは今回の台湾旅行で、楽天カードを利用して行ったキャッシングはお得だったのでしょうか。
利用金額の左側に「リボ」の文字がありますね。
リボ払いのリボです。
楽天カードは海外キャッシングをすると自動的にリボ払いになるというシステムになっています。
リボ払いを帰国後に一括で返済することも可能ですが、普通に翌月一回払いができるクレジットカードに比べると面倒ですね。
他のクレジットカードも持っているなら海外では楽天カード以外を利用する方がいいかもしれませんね。
私はエポスカードも持っているので、これ以来、海外ではこちらをメインで使うようになりました。
海外旅行でおすすめのクレジットカードとは
以上をふまえた上で、海外で利用する場合におすすめのクレジットカードも紹介しておきます。
注意して利用すれば現金両替よりもお得・便利になるので、是非参考にしてください。
エポスカード
私が今メインで利用しているクレジットカードです。
エポスカードは海外旅行傷害保険付帯なのが嬉しいところです。
年会費無料カードの中で補償額が一番手厚く、さらにカードを持っているだけで保険が効く自動付帯ということがよく言われるメリットです。
以下の記事でエポスカードについて詳しく書いているので良かったら参考にしてください。
⇒エポスカードのメリット・デメリット・ゴールドとの比較
楽天カード
上で説明したように、海外キャッシングでのデメリットはありますが、それでも持っていない人は作る価値はあるクレジットカードです。
メリットとして、ポイント還元率が1%とかなり高いですし、海外旅行保険も利用付帯ではありますが付いています。
何と言っても学生やフリーターでもかなりの確率で審査に通るので最初の1枚におすすめです。
楽天プレミアムカードにアップグレードすれば海外旅行保険も自動付帯、海外空港ラウンジも利用できるようになるので、それを目指すのも良いですね。
クレジットカードは海外では身分証代わりになることもある重要なものなので、1枚は持っておく方がいいでしょう。
海外プリペイドカードでもキャッシング可能
そうはいっても、未成年などどうしてもクレジットカードを作れない方もいるかもしれません。
そんな人は、海外プリペイドカードがおすすめです。海外でクレジットカードと同じようにショッピングやキャッシングができます。また、事前に入金した分しか使えないので安全です。
⇒海外専用プリペイドカードの比較とおすすめランキング