現在、台湾で公開中の映画「52Hz, I love you(52赫茲我愛你)」を台湾の映画館で観てきました。
話題の映画になっていますし、キャストや制作者も台湾映画好きの方にはなじみあると思いますので、日本でもDVDなどはまた発売されるでしょう。
もちろん、タイミング良く今の時期に台湾に来る方は、是非映画館で観ていただきたいと思います。中国語が分からなくても楽しめる要素はたくさんありました。
以下で映画の概要を紹介した後、楽しめるポイントや感想などを書いていきます。
目次
52Hz, I love you(52赫茲我愛你)とは
2017年1月26日に上映開始された台湾の恋愛系ミュージカル映画です。
台湾映画好きにはおなじみの「海角七号」や「KANO」の制作にかかわった魏徳聖(ウェイ・ダーション)が監督です。
バレンタインデーに繰り広げられる8人のそれぞれの恋愛ストーリーを素敵な音楽とともに描きます。
台湾では場所によっては映画が始まる前に座談会が開かれたようで、そこでは心に寂しさを抱える人に共感してほしいという映画の理念が伝えられたようです。
52Hz, I love you(52赫茲我愛你)の出演者
主要キャスト
・小安→台湾バンド「宇宙人」のボーカル「小玉」
・小心→台湾女性ロックバンド「棉花糖」のボーカル「小球」
・游大河→台湾原住民の歌手「スミン(Suming,舒米恩)」
・蕾蕾→台湾バンド「小男孩」のボーカル「米非」
・琦琦→台湾女優の「張榕容(Sandrine Pinna)」
・美美→台湾歌手の「李千娜(Nana Lee)」
その他出演者
・台北市の市長「柯文哲」が市長役(自分役)としてゲスト出演している
・台湾映画「海角七號」の出演者がたくさん出演している
52Hz, I love you(52赫茲我愛你)を観た感想
52Hz, I love youは上述のように、恋愛物語のミュージカル映画です。音楽とともにストーリーが描かれるため、音楽が好きな方なら言葉が分からなくても楽しめるでしょう。それぐらい、作品中の楽曲は全て素敵な曲でした。
また、8人の恋愛物語が描かれているため、どこかに共感できるポイントも見つけられると思います。特に、映画の理念にあるように、恋人がいなくて寂しい気持ちを抱えている人も前向きな気持ちになれる映画だと思います。
台湾の映画館では、中国語字幕と共に英語字幕が出るものが多く、この映画もそうでした。だから、中国語が分からなくても英語ができる人ならストーリーは理解できるし、中国語がちょっとしかできない人でも中国語字幕に助けてもらってだいたいのストーリーは理解できるでしょう。なかなか普段2時間も集中して外国語を聞いたり読んだりする機会は少ないので、語学学習にもなって良かったです。
なので、この時期台湾に来る方はこの映画を観てみるのもおすすめです。音楽が好きな人なら楽しい気分になれるはずです。もちろん、台湾に来れない方は日本で観れる日が来るまで心の準備をしておくのも良いと思いますので、いつかは是非観てほしい映画です。