ROUND TAIWAN

プリペイドカードとクレジットカードの比較。海外で使う場合はどちらがお得か【明細書有り】

お金(現金)を使わなくても買い物ができるカードの代表で、一般的に良く知られているものはクレジットカードですね。

ただ、クレジットカード以外にもこのようなカードはあります。それはプリペイドカードです。

クレジットカードとプリペイドカードの違いは何なのか、実際のところどちらがお得なのか気になっている人もいるのではないでしょうか。

今回の記事で説明するプリペイドカードは、海外で使用するのに特化した海外専用プリペイドカードです。

このプリペイドカードと、クレジットカードを海外で使った場合、どちらの方がお得なのか、違いを徹底検証していきます。

この記事で使用している明細は、私が去年の12月に比較的長期間の台湾旅行をした際のものです。

ただ、台湾以外の他の国でも全く同じ仕組みで決済されるので、海外旅行や海外移住でクレジットカードやプリペイドカードを使用しようとしている全ての人に参考になるはずです。

それでは早速、プリペイドカードとクレジットカードの違いを基本的なところから説明していきます。

※ややこしい計算を読みたくない、結果だけ見たい方は以下の目次から「結局どちらのカードがおすすめなのか」に飛んでください

プリペイドカードとクレジットカードの違い

jtbcard

もしかしたらまだプリペイドカードを持っていない人、もしくはこれから作ろうとしている人がいるかもしれませんので、プリペイドカードの定義から説明します。

プリペイドカードというのは、事前にお金を入金しておくカードです。事前に入金した以上の金額は使えません。したがって前払いのカードと言われることもあります。
海外プリペイドカードについての記事

一方のクレジットカードは、お金を入金する必要などはなく、利用限度額内であれば買い物やキャッシングと呼ばれる現金引き出しができます。したがって後払いのカードとなります。お金がなくても使えるので借金のようなものです。

このような明らかな違いがあるカードですが、結局気になるのはどちらがお得なのかですね。前払いにせよ、後払いにせよ、手数料が安くついて余計なお金を払う必要がない方を使いたいわけです。

次の章では、この二つのカードで支払う必要のある手数料の違いを説明していきます。

海外でカードを使う時にかかる手数料の比較

クレジットカードとプリペイドカードでかかる手数料はよく似ています。

ショッピング(買い物)の場合は、どちらのカードも為替手数料がかかります。

キャッシング(ATM現金引き出し)の場合は、どちらのカードもATM利用手数料がかかります。その上で、プリペイドカードの場合は為替手数料がかかります。クレジットカードの場合は為替手数料がかかりませんが、利息が日割りでかかってきます。

ショッピング キャッシング
プリペイドカード 為替手数料
(4%)
ATM利用手数料
(200円)
為替手数料
(4%)
クレジットカード 為替手数料
(1.6%)
ATM利用手数料
(100円or200円)
利息の日割り
(18%*日数/365)

それでは、早速具体的な明細を見ながら、かかる手数料を計算していきます。

キャッシングの場合

まずはキャッシングから計算していきます。

クレジットカード

クレジットカードのキャッシングでかかってくるのはATM利用手数料利息の日割りでしたね。

今回私が利用したエポスカードの場合、1万円以下の利用で100円(税抜)、1万円を超える利用で200円のATM手数料がかかります。
credit-cashing-atm

以下の明細は、12月12日に台湾のATMを使って1000台湾ドルのキャッシングをしたときのものです。
credit-cashing

1000TWD(台湾ドル)に、この日のレート3.705を掛けて、3705円に変換されています。

ここに利息の81円を足して、3786円の請求額となっています。

この利息81円の計算について検証。12月13日が換算日で翌月の1月27日に支払いましたから、キャッシング返済までの日数は45日です。今年は閏月があるので366日、年利は18%で計算。

3705*0.18*45/366≒82円

確かに、利息の81円とほぼ同じになりました。金額がぴったり一致しないのは換算する時間帯によってレートが微妙に変わるからでしょう。

それでは、次にプリペイドカードでキャッシングするケースを見ていきます。

プリペイドカード

プリペイドカードでもクレジットカードと同じく、12月12日にキャッシングしてみました。
prepaid-cashing

プリペイドカードのキャッシングでかかってくるのはATM引き出し手数料為替手数料でしたね。

プリペイドカードのATM引き出し手数料は金額に関わらず一律200円です。上の明細にも書いていますね。

為替手数料は4%です。4%上乗せされることで、台湾ドルのレートが3.86になっているのです。

本当に4%上乗せされているか検証。先ほどのクレジットカードで使っていたレートは3.705でしたね。これは為替手数料など何も上乗せされていないレートです。利用日は同じなので、このレートを使って4%上乗せしてみましょう(レートは時間帯などで微妙に変わるので、計算に使われた完全一致するようなデータは入手できません。したがって最も分かりやすく、実際の計算に使われたものに近いと考えられるレートを選びました)

3.705*1.04=3.8532

こちらも明細に書かれた3.86とほぼ同じになりました。確かに4%上乗せされています。

ショッピングの場合

ショッピング(買い物)の明細も同じ12月12日にありますから検証していきます。

ショッピングの場合はキャッシングより計算が簡単で分かりやすいです。

プリペイドカードも、クレジットカードも海外ショッピングでかかる手数料は為替手数料だけなのです。

クレジットカードの為替手数料は約1.6%、プリペイドカードの場合は4%に設定されているものがほとんどです。

私が使ったエポスカードの為替事務手数料は1.63%と公表されているので、これを使って以下で計算していきます。

クレジットカード

credit-shopping
上の明細を見て下さい。2つの項目があります。「Ikari Coffee」と「STARBUCKS」と書いてますね。どちらも12月12日に訪れた台湾のカフェです。このカフェの決済をクレジットカードで行ったのです。

右端に換算レートが書かれていますね。Ikari Coffeeの方は1TWD=3.766666円になっていて、STARBUCKSの方は1TWD=3.773333円として計算されています。

ちょっと計算して確かめてみました。Ikari Coffeeは60TWD*3.766666=225.99996なので、四捨五入すると確かに226円になりました。STARBUCKSは75TWD*3.773333円=282.999975円で、四捨五入すると確かに283円です。どちらも明細書通りですね。

でも、利用日は同じ12月12日、換算日も同じ12月14日と書いてあるのに、レートは少し違いますね。全く同じ日でも時間帯によってレートは細かく変化することが分かります。

今回も、一番最初に見てきたクレジットカード・キャッシングの何も上乗せされていない3.705というレートを使って計算します。エポスカードの為替手数料とされる1.63%分を加算してみます。

3.705*1.0163=3.765

Ikari Coffeeの3.766666、STARBUCKSの3.773333とほぼ同じです。確かに1.63%の為替手数料が上乗せされていることが確認できました。

プリペイドカード

prepaid-shopping
最後にプリペイドカードのショッピングを検証。こちらは今まで見てきた12月12日のデータは無く、12月25日に台北桃園空港で利用したときのものです。しかし、この日のレートも12月12日とほぼ同じで、4%上乗せされて3.84というレートでした。

60台湾ドルのものを購入したので、これに3.84を掛けてみると確かに明細通り、230円となりました。

結局どちらのカードがおすすめなのか

manepa

キャッシングの場合

上で色々計算しましたが、ほぼ同じ条件で1000台湾ドルキャッシングして、支払った総額を日本円にすると以下のようになります。

クレジットカード:3891円
プリペイドカード:4054円

やはりプリペイドカードは為替手数料が4%と高いのでクレジットカードの方がお得ですね。また、クレジットカードは1万円以下の場合ATM引き出し手数料が100円安くなることも影響しています。

ただ、今回クレジットカードは翌月一回払いで支払ったため利息が安くなっています。
楽天カードのように海外では強制的にリボ払いになるカードもあるので気をつけてください。

また、プリペイドカードはほとんど為替手数料4%なのですが、中にはすごく安いものもあります。
私はこれからの海外生活で、為替手数料が約0.8%と日本最安でクレジットカードよりお得なマネパカードを利用する予定です。
マネパカード

また、たとえ手数料が4%かかる普通のプリペイドカードでも、前払いなのでクレジットカードに比べると安全です。紛失・盗難にあっても使われるのはチャージした分だけです。
やはり留学生などは安全なプリペイドカードを作って、日本から家族に入金してもらうのがおすすめです。

ショッピングの場合

こちらも、同じ条件で同じ60台湾ドルのショッピングをしたデータがありましたので、日本円に直して比較してみます。

クレジットカード:226円
プリペイドカード:230円

これは為替手数料が1.63%と4%という違いがあるので当然の結果ですが、クレジットカードの方がお得です。
購入金額が少ないので4円しか変わりませんが、金額が大きくなるとやはり手数料の差も大きくなりそうです。

ただこちらの場合も海外キャッシングと同様、為替手数料が安いプリペイドカードならクレジットカードよりお得です。また、安全性を考えたらプリペイドカードの方が良いでしょう。

まとめ

今回の比較では、一般的なクレジットカードとプリペイドカードを比較した場合、普通に使えばクレジットカードの方がややお得だと分かりました。

ただ、マネパカードなどクレジットカードより為替手数料がお得な例外的プリペイドカードもありましたので、徹底節約してみたい方にはおすすめ。

また、クレジットカードを利用する場合はキャッシングの利息には十分注意してください。海外でも普通に1回払いできるクレジットカードなら、特に問題が起こることはないでしょう。

Return Top