ROUND TAIWAN

五月天(Mayday)と日本 〜台湾元恋人との想い出を添えて〜

五月天、2015年8月の武道館公演が決定しましたね!

ちょうど良い機会なので、「五月天(Mayday)と日本」の関係について書いていこうと思います。

台湾人の元恋人との想い出も一緒に書いてしまいました。
私と彼女のことは、このように小さい文字で書くので、興味のない方は読み飛ばして下さい。

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2001年、GLAYとの共演

五月天と日本が関係ある出来事で、最も古いものと言えばGLAYとの共演でしょう。

2001年、「GLAY EXPO 2001 九州公演」に参加した五月天は、ラストの「I’m in Love」という曲をGLAYと一緒に歌いました。

同年、今度はGLAYのTERUとJIROが台湾を訪れ、五月天のライブで「I’m in Love」を歌います。

上の動画はそのときのものです。

2013年8月、私と台湾人の彼女は出会いました。
二人はたくさんの共通点があり、特に音楽の趣味では本当によく気が合いました。
彼女は日本が大好きなので、基本的に日本語の音楽しか聞かないけど、五月天だけは昔から大好きで、人生に影響を与える程の特別な存在。
私も同様に、基本的に台湾の音楽しか聞かないけど、GLAYだけは特別な存在でした。
当然、五月天は台湾で圧倒的な人気があるのでその存在は知っていましたが、この頃はそれほど聞いていませんでした。
彼女も同様にGLAYの音楽はそれほど聞いていませんでした。
しかし、上の動画が二人を結びつけます。
GLAYが好きで台湾が好きだった私は、当然この動画を知っていて、大好きでした。
一方の彼女はというと、何とこのライブに参加していていて、この「I’m in Love」を会場で聞いたときは本当に感動したようです。
この五月天とGLAYのコラボ動画は、二人にとっても特別なものだったのです。

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※2013年7月、GLAYの台北公演で手に入れたテープ

2013年9月、flumpoolとコラボレーション

五月天の「OAOA」をflumpoolがカバーしたり、ライブで共演するなど、かねてより交流のあったこの両バンドですが、2013年9月には初のコラボ曲を発表します。

「Belief~春を待つ君へ~」という楽曲で、五月天のボーカル阿信が日本語でリリースする初めてのシングルでした。

この曲は2013年10月に公開された映画「おしん」の主題歌にもなりました。

「おしん」は日本ドラマ史上の最高傑作として、世界中で人気がありますが、中国語で「おしん」は阿信と訳され、五月天のボーカル阿信と同じという共通点もあります(笑)


彼女と知り合ってから、毎日のようにメールや電話をしていました。
出会って日も浅く、まだ会ったこともなのに、何故か互いに強く惹かれ合いました。
「このままこんなことを続けていたら、絶対に好きになってしまう」という彼女。
「自分も同じだから大丈夫」という私。
まだ付き合ってなかったけど、もう付き合っている以上の信頼関係がありました。

ある日、彼女は実家に帰省したとき、電話口から彼女の両親の激しい喧嘩の声が聞こえました。
彼女は泣いていました。
「どうしていつもこうなるの」
彼女は幼少の頃から、両親がお金や病気の問題で喧嘩をする姿を見続けてきました。
その関係で、彼女にも多額の借金がありました。
「それでも見捨てることはできない。家族だから」
そうやって自分の力で前に進もうとする彼女を何とか助けたい、そう思いました。

「Belief~春を待つ君へ~」が発表されたときは、二人とも自分のことのように喜びました。
「どんなに遠くても君の願いは叶う」「春を待つ祈りがいつの日か届くように」という歌詞に、翌年の春、日本で一緒に暮らしている二人の姿を重ね、辛い日々を乗り越えました。
私は彼女のために、台湾に住むという夢を捨て、彼女が日本に来れるように全力でサポートすることを決意しました。

2013年11月、初の日本版ベストアルバム発売

2013年11月、初の日本版ベストアルバムMayday×五月天 the Best of 1999-2013を発売しました。

五月天のヒット曲「傷心的人別聽慢歌」に日本語歌詞を付けてGLAYとコラボした「Dancin’ Dancin’ feat.TERU(GLAY)」も収録。

また、上でも述べたflumpoolとのコラボ曲「Belief~春を待つ君へ~」や「OAOA」も収録されています。


付き合い始めてから数ヶ月、ここでは書ききれないぐらいの苦労を二人とも経験しました。
そんな中、ついに彼女の方が先に体調を崩します。
彼女は生まれながらに心臓が弱く、度々病に倒れる様子を私も見てきました。
しかし、この時ばかりは今まで体験したことのないような体調の異変に、彼女は「本当に死ぬかもしれない」と怖がっていました。

「結婚して今すぐ一緒になろう」と私は言います。
私たちは付き合って2ヶ月程しかたっていないのに、「もう何年も一緒にいるみたいだね」と二人で言い合い、結婚に向けた計画も二人で進めていたのです。
「だめだよ、もし死ぬのなら、結婚はできない」と彼女。
私に迷惑や負担をかけたくないという彼女の気持ちは分かっていました。
しかし私は「死ぬからこそ、その前に結婚する」と言います。
彼女の背負うもの全てを受け入れたかったのです。

私はそれから一週間後の台湾行きのチケットを取りました。
2013年12月、上記ベストアルバムの曲をiPhoneに入れ、台湾を訪れました。

彼女は幸い、訪れた病院にて正確な診断をされたため、処方された薬を飲むことでどんどん体調は回復していきました。
私が台湾を訪れた時には、一緒に観光に行ける程に回復していたのです。
前に書いた平溪線を訪れたのもこのときです。


この平溪線の車内で、イヤホンの一方を彼女の耳、もう一方を私の耳に当てて、五月天のベストアルバムを一緒に聴きました。
知足という曲を聴いているとき、彼女は私に歌詞の意味を説明してくれます。


「たくさんのもので溢れているのに、満足出来ない人のことを歌ってるんだよ」

私は、なるほど、と思いそれ程気に留めていませんでした。

しかし、彼女と別れた後、実際に自分で訳してみた時、もっと深い意味があることに気付いたのです。
それは私が彼女の幸せを願い、彼女を手放した気持ちと同じでした。
おそらく彼女も私の幸せを願い、別れを選択した気持ちとも同じだったでしょう。
(参考:知足の日本語訳

2014年1月、東京・大阪公演を実施

日本でコラボ曲やベストアルバムを出して以降、日本での活動も活発になっていきます。

2014年1月には、東京と大阪で単独ライブが行われました。

私は東京公演に参加。
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記念にタオルを購入しました。
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セットリストは以下の通り。

1.第二人生
2.你不是真正的快樂
3.最重要的小事
4.孫悟空
5.賭神
6.相信
7.終結孤單
8.志明與春嬌
9.T1213121
10.我不願讓你一個人
11.九號球
12.借問眾神明
13.瘋狂世界
14.三個傻瓜
15.軋車
16.你是唯一
17.步步
18.Dancin’ Dancin’
19.OAOA
20.戀愛ing
21.離開地球表面
22.人生海海
23.入陣曲
24.諾亞方舟
25.乾杯
26.突然好想你
27.憨人

日本語訳が画面に流れていたので、意味が分かって良かったです。

特に、ラストの台湾語曲「憨人」の前向きな歌詞には勇気づけられました。

私はクリスマスプレゼントとして、この五月天の東京公演ライブチケットを彼女にプレゼントしました。
さらに、私は当時住んでいた部屋を解約し、新たに二人で暮らせる部屋を借りて引っ越しました。
2014年1月、この部屋と五月天のライブと共に二人の新しい生活は始まる、そう信じて疑っていませんでした。


12月中旬、ワーキングホリデーの当選発表。
結果は…、落選。
台湾から日本へのワーホリ希望者は多く、この年は1000人の枠に4000人以上が応募していたのです。
「どうして私の人生はいつもこんなに厳しい」
全てに絶望したように彼女は泣いていました。


私はまた、「結婚して一緒に暮らそう」と言いました。
この時は本気でした。
彼女とも、もし落選したら結婚しようと話していたからです。
しかし、彼女は一晩親戚の人と良く話合って結論を出しました。


「結婚は問題解決の方法じゃないよ」


また、新たに前に進む決断をしたのです。
思えば彼女は、未成年の頃からずっと一人で暮らして生きてきました。
「最初は私も弱かった。だけど、一人で生活して強くなった」
今回は親戚の家に住ませてもらえることにもなり、抱えきれなくなりそうだった借金返済への道筋も見えてきました。

もう一度、台湾で新たに頑張ろうとする彼女を見て、私も日本で頑張る決意をしました。
「どんなに離れていても絶対に諦めない」
二人は新たな未来に向け、歩き出しました。
その決意を象徴するかのように、五月天の東京公演では二人は堅く手をつなぎ観覧しました。

2015年8月、武道館公演

2014年1月のライブ以降も、五月天の日本への距離は近付いて行きました。

2014年6月には、日本語で新曲「Do You Ever Shine?」を発表。

フジテレビ系ドラマ「ビター・ブラッド」の主題歌にも選ばれます。

カップリングには「擁抱」の日本語版、「抱きしめて」も収録されています。

そして、2015年3月29日、五月天の16周年記念日に発表されたのは、「武道館公演決定」のニュース。

この武道館公演のサブタイトルには上記楽曲名の「DO YOU EVER SHINE」「抱きしめて」も付けられています。

思えば五月天は、ちょうど「步步」という曲の歌詞のように、一歩一歩世界に向かって進んできました。

この曲のMVや、ベストアルバムの表紙に出てくる象は、一歩一歩目標に向かって進む五月天自身を象徴しています。

「我要為你爬上最險山嶽 走過最崎嶇眷戀 一步一步穿越」
「どんなに険しい山も君のために乗り越える 険しい想いの道を通り抜け 一歩一歩乗り超えてゆく」
(「步步」の歌詞より)

彼らが一歩一歩道を切り開いて来たように、私もこの想いの道を歩んで行きたい。

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ABOUT THE AUTHOR

管理人環島(ファンダオ)
2010年、台湾ドラマ・音楽をきっかけに台湾好きになり、2012年には東京で華流アーティストのイベント参加。2013年に初訪台して以来、隔月で台湾へ通う。2014年は2ヶ月かけて台湾一周し、帰国後に台湾大学院受験のため台湾華語検定とTOEICの中上級レベルを取得するも資金不足により断念。2015年、台湾移住に向けて日本で個人事業開業。2016年4月よりワーホリビザにて念願の台湾長期滞在が実現。お問い合わせはお気軽に→Contact Form
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