ROUND TAIWAN

夢を叶えるマクドナルド 〜台湾元カノと訪れた台湾3店舗・日本1店舗〜

台湾人の元彼女は台湾のマクドナルドで日本語を、私は日本のマクドナルドで中国語の勉強をよくしていました。

彼女は食事をマクドナルドで済ませ、日本語の勉強も同時にしていたある日、こう言いました。

「このように食事と勉強を一緒にすることは、時間の節約になる。夢にも早く近付く」

何気ない一言ですが、そのプラスな考え方に少し感心したものです。

今回、この台湾元カノと訪れたマクドナルドについてまとめたいと思います。

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台湾 – 板橋大遠百のマクドナルド

2013年10月、台湾人の彼女と初めて会いました。

この時、一緒に観たいねと前から話していたスタジオジブリの映画「風立ちぬ」を一緒に観に行くことになります。

彼女の親友とその彼氏(正確に言うとこの時点では彼氏ではなかったけど、翌年3月に会った時は彼氏に昇格していたw)もやってきて、ダブルデートのような形で一緒に映画を観ることになりました。

台湾新北市板橋区にある、MegaCity 板橋大遠百という百貨店の中に入っている威秀影城という映画館に行きました。

私たちは先に到着して、少し時間があったので、マクドナルドで彼らを待つことにしたのです。

台湾で初めて訪れたマクドナルドでした。

私はフライドポテトを購入。

日本で食べていた味と全く同じで、やはりマクドナルドは世界共通なんだと妙に感心したのを覚えています(ポテト以外の商品の味は結構違うことに後で気づきましたが)

彼女はコーンスープを購入。

日本で売っていない商品も売っていることに少し驚き、やはり異国に来ているんだなと実感したものです。

ここで、一緒に時間をつぶしているとき、彼女の携帯電話がなりました。

それに応答した彼女は、なにやらだんだん口調が激しくなっているようでした。

まるで喧嘩をしているようです。

「これは喧嘩をしているのだろうか。でも中国語は普通に話していても喧嘩みたいに聞こえることもあるし…。いや、でもこれは明らかにそれを超えた激しさがある!」

私は意を決して質問しました。

「今、喧嘩してたの?」

彼女は笑って、「あはは、分かったの?」と答えます。

やっぱり怒ってたんだ、と少し安心して、怒っていた理由を聞きました。

電話をしていたのは彼女の元同僚。

生活が苦しいために、風俗店で働き始めたようでした。

確かに、彼女が当時していた仕事の給料は本当に安く、生活が苦しくなるのも分かります。

昔からお金で苦労し、誤解され、それでもその仕事を一生懸命にしていた彼女からすれば、安易にそのような仕事に就くという選択が本当に許せなかったのでしょう。(ちなみに、彼女はこの努力が認められ、最終的に本部職員に昇格し、給料は倍近くになりました)

私はこのとき、「友達のためにここまで親身になって怒れる、彼女は本当に良い子だ」と実感し、ますます彼女に惹かれていくことになるのでした。

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※映画館「威秀影城」で買ったコーラ

■MegaCity 板橋大遠百
【WEB】
9F マクドナルド
10F 威秀影城(映画館)

台湾 – 板橋、江子翠のマクドナルド

このマクドナルドも2013年10月に台湾へ行ったときに訪れた店舗です。

彼女は当時、台湾新北市板橋区の「江子翠」という所に住んでいたのです。(江子翠はMRT板南線の駅でもあります。台北駅→西門駅→龍山寺駅→江子翠駅と、台北駅から西に3駅目です)

この「江子翠」のマクドナルドは、彼女の部屋から歩いてすぐの場所にある店舗でした。

当時、日本へのワーキングホリデーに向けて、色々計画を立てていたのです。

ここで、彼女とワーキングホリデー申請について色々話し合いました。

さらに、彼女の親友である横浜在住のゲイの方からも電話で説明してもらいました。

「日本政府は外国人を信用していない。だから日本人の推薦書や身分証明書があれば有利になる」

私は、実際に日本に来ている台湾人が言うことなんだから、たぶん正しいのだろうと思い、彼が提案する方針で協力することにしたのです。

つまり、ワーホリ申請資料に私の推薦書と身分証明書のコピーを添付するという形で協力することにしました。

後から思えば、私が関わらなければ、もしかしたら申請に通っていたかもしれないなと思い、少し後悔することもあります。

私の推薦書の書き方がまずかったかもしれないし、私の身分証明書の力が弱かったかもしれない。

さらに、彼女の書いた日本での活動計画書は、日本の四季を軸に文字の語呂も効かせた立派なものだったと思います。

しかし、その計画書のところどころで、「彼氏と一緒に行く」という言葉が入っていました。

私たち、二人からしてみれば、本当に強い絆がありましたので、自然な文章です。

しかし、第三者が見れば、「彼氏に会うために日本へ行くのか」と思われても仕方ないかもしれません。

私自身も、他人のそういう文章を見たら、このように考えるだろうなと思ったので、その面での不安は多少あったのです。

しかし、その他の文章の出来映えから、遊びではなく、本気で日本へ行きたいんだという気持ちは伝わる、と考えて修正しませんでした。

どんなに二人が真剣でも、当時付き合って1ヶ月にも満たないカップル。

この期間の短さだけで真剣に取り合ってもらえないことも多くありました。

このような、他者からの視点が抜けていた点も、ワーホリ選考に落選した一因かもしれないな、と思っています。

まあ、落選した本当の理由は分かりませんし、そもそもこの時のワーホリは1000人の枠に4000人が応募していたという非常に厳しい事情もありました。

日本に来ていたからといって二人が幸せになれたとも限らないし、別れたから成長できた面もある。

過ぎ去ったことはあまり悔やまず、今は前に進んでいくしかないのです。

■マクドナルド板橋文化店
【住所】新北市板橋區文化路2段173號

日本 – 横浜のマクドナルド

二人で辛い日々を乗り越え、全力で申請資料を準備しました。

倍率は厳しいとは聞いていましたが、絶対に選考に通ると信じていました。

だから私は、選考結果が発表される前に、横浜で二人が暮らせる新しい部屋を借りました。

しかし、結果は落選。

この引越しの選択は本当に間違っていたと今でも思います。

なぜもう少し待てなかったのか

当時、比較的お金に余裕があったとは言え、部屋を契約すると想像以上に初期費用や退出時の費用がかかるため、自由に移動することが難しくなり身体が縛られてしまいました。

もし、ワーホリ選考に落選したら、「一緒にオーストラリアへワーホリに行く」「自分が台湾へワーホリに行く」という2種類の代替策を話し合っていました。

当然、これらが可能なだけの資金は残していましたが、引っ越してからすぐに別の場所へ引っ越すという無駄さから多少尻込みしてしまった面があるかもしれません。

結局、彼女が出した、「台湾でもうすこし頑張る」という結論と、私に対して「台湾に来ないで日本にいてください。それが私の希望です」という意見に、無理やり反論する力がなくなっていました。(まあ、彼女のこの結論が最も賢明ではありますが)

当時、私は英語や中国語を一度も話したことがなく、正直オーストラリアや台湾に行っても、上手くやっていく自信もありませんでした。

今なら、全てを捨ててでも、オーストラリアでも台湾にでも行くと思います。

機会を逃してしまうという重罪を胸に刻み、これから生きていきます。

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※ワーホリ選考に落選したと聞いた日、急いで買いにいった本

さて、思い出して色々書いてしまいましたが、この横浜のマクドナルドは、私が彼女と新しい生活を始めようと考えて引越した部屋の近くにある店舗でした。

二人で一緒にこの店舗に入り、彼女の旅の記録を共につけていきます。

この日本旅行で撮影した写真を整理したり、「代理購入」で得た利益を計算したりしました。

「代理購入」とは、彼女がFacebook上で募集し、友人に買ってきてほしいと頼まれた日本の商品を代わりに購入するかわりに、手数料をもらうというものです。

彼女は友人が本当に多く、また経営学部出身であるなど商売に対する興味も強いのです。

いつか、このように二人でお店をやっているような未来が何となく想像できました。

それを彼女も感じたのか「このように二人一緒にマクドナルドで勉強する感じ。いいね」と言ってくれました。

これからも二人一緒に夢に向かい、マクドナルドで勉強していく。成長していく。

この時は二人とも、それを信じて疑っていませんでした。

台湾 – 古亭駅のマクドナルド

その気持ちを途切れさせる大きな事件。

それは、彼女の両親が大きな病に倒れたことです。

「やはり二人は一緒にはなれない」

そう言う彼女に私は、

「まだ諦めるべきじゃない。今までだって色々なことを二人で乗り越えてきたじゃないか」

と伝えます。

それを聞き、「分かった、この気持ち、直していきたい」と弱々しく語る彼女。

しかし、弱っていた彼女の気持ちを立て直すだけの力は私にはなかったのです…。

そして2014年7月、別れてから初めて彼女と会ったのは古亭駅のマクドナルド。

日本人留学生が多い台湾師範大学の最寄り駅です。

仕事帰り、作業服を来ていた彼女はこのマクドナルドのトイレに入って着替えました。(台湾では何も注文しなくても少しぐらいなら入店しても問題ないようです)

着替え終わり、マクドナルドをすぐに出て、一緒に近くのお好み焼き屋のお店に入って夕食を食べた後、別れました。

そしてこの日が、彼女と会った最後の日であり、連絡をした最後の日でもあります。

■マクドナルド古亭捷運站

夢を叶えるマクドナルド

「このように食事と勉強を一緒にすることは、時間の節約になる。夢にも早く近付く」

私がマクドナルドへ行くときはこれからも、必ずこの言葉を思い出し、前に向かって進んでいく。

そして必ず夢を叶える。

まだ、諦めはしない。

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ABOUT THE AUTHOR

管理人環島(ファンダオ)
2010年、台湾ドラマ・音楽をきっかけに台湾好きになり、2012年には東京で華流アーティストのイベント参加。2013年に初訪台して以来、隔月で台湾へ通う。2014年は2ヶ月かけて台湾一周し、帰国後に台湾大学院受験のため台湾華語検定とTOEICの中上級レベルを取得するも資金不足により断念。2015年、台湾移住に向けて日本で個人事業開業。2016年4月よりワーホリビザにて念願の台湾長期滞在が実現。お問い合わせはお気軽に→Contact Form
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